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【磐田】J2得点ランク首位! J1復帰への切り札・ジェイが独自の“FW・ストライカー論”を語る!

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2015年10月18日

「世界でベストだと思わないが、頭でも右足でも、左足でも、どの形でもゴールを決めらる」

プロフィール
ジェイ・ボスロイド/1982年5月5日生まれ、イングランド出身。190センチ・89キロ。過去の所属はチャールトン、カーディフ、QPR(以上イングランド)、ムアントン・ユナイテッド(タイ)など。J2通算36試合・17得点(10月17日現在)。

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――豪快な印象がありますが、そう言った緻密さがあって、プレーが成り立っているんですね。
 
「トレーニングでは、いろんなシチュエーションを想定して練習しています。クロスからのシュート、スルーパスからのシュート、ワンツーからのシュート、そしてミドルシュート。どういう状況下でも、フィニッシュまで持ち込む準備はしっかりとしています」
 
――磐田のホームページには「武器は頭脳」と書いてあります。
 
「頭も心もシャープでなければいけないということです。これは簡単にできることではないと思います。アーセナルの下部組織にいた時から訓練して習得しました。(アーセン)ヴェンゲル監督には、ワンタッチやツータッチのプレーを叩き込まれましたよ。彼はよく『とにかくワンタッチ、ツータッチでやれ。そうすれば頭が切れてくるから』と言っていました」
 
――メンタル面の強さも、ジェイ選手の魅力です。
 
「私はシュートチャンスで『ミスする』『外す』ということをまったく考えません。なぜかと言うと、チャンスが巡ってきたというのは『自分が良いポジションを取れていた』『良い攻撃ができていた』という証拠ですから。だからこそ、失敗を気にせずに同じプレーを続ければいいんです。そうすれば、シュート数も増えますし、ゴールできる確率も上がります。もし外しても、次で仕留めればいい。私はそうやってプレーしています」
 
――切り替えが重要、ということでしょうか?
 
「タイガー・ウッズのインタビューを読んで、心に残った言葉があります。『もし君が悪いショットを打ったら、とにかくそれを忘れて次のショットに集中しなさい。そうでないと、次のショットも悪くなってしまう』。それを私はサッカーで実践するようにしています。29節の福岡戦(●0-2)ではGKと1対1のシーンがありましたが、決められなかった。もしゴールできていれば、勝っていたかもしれない。私のミスが敗因だったのかもしれない。ですが、それはすぐに忘れて頭を切り替えたんです。すると次の試合(30節・徳島戦)では2ゴールを決めて、勝利に貢献できました。サッカー選手はメンタル的に強くなければなりません。シュートチャンスを活かせなければ、観客から罵声を浴びせられるでしょう。それでもあまり気にし過ぎず、プレーに集中することが大事なんです」
 
――それはジェイ選手にとって、ゴールを奪うためのひとつの“極意”なのでしょうか。
 
「もしかしたら、これが最初の質問に対するひとつの答かもしれないですね」
 
――得点を奪うために、自分が得意とする形はありますか?
 
「ありませんね。自分がなんでもできる世界でベストなストライカーだとは思わない。ですが、どんなボールが来ても、頭でも右足でも左足でも決められる。どの形であれ、チャンスが3回あれば、そのうち1回は必ず仕留める自信があります」
 
――最後に、ヤマハスタジアムの雰囲気をどう感じているか教えてください。また、サポーターへのメッセージもお願いします。
 
「私がプレーしたクラブのなかでも、ジュビロのサポーターはベストのひとつです。内容が良くない時も、負けた時も、もちろん勝った時も、いつでも12人目の選手として我々を支えてくれている。ずっと歌い続けて、勇気をくれる。アウェーでの試合にも多くのサポーターが駆けつけてくれる。本当に素晴らしく、チームの全員が感謝しています。今季こそJ1に昇格したいと、クラブに関わるみんなが強く想っています。そしてJ1に上がって、サポータのみなさんと喜びを分かち合いたい。すべてのゲーム、すべての練習で私たちは100パーセントの力を込めて努力していますから、これからも変わらずサポートしてください」
 
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
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