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【磐田】J2得点ランク首位! J1復帰への切り札・ジェイが独自の“FW・ストライカー論”を語る!

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2015年10月18日

「内容が悪くても勝点3をもぎ取ることを一番に考える」

FWとして、相手との駆け引きにもっとも気を遣うという。チームメイトとのイメージの共有も怠らない。写真:徳原隆元

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――名波監督のことを慕っているようですね。
 
「彼は監督の経験が豊富ではありませんが、チームを一つにする能力に長けています。それから、チームの連係構築も上手い。今の磐田のシステムは1トップに入る私の下に攻撃的な選手が3人並ぶ4-2-3-1ですが、その4人のコンビネーションが重要です。ポジションチェンジを繰り返しながら、全員が上手く攻撃に参加しろとコーチングされています。特に攻撃面に名波監督の考えが強く反映されているのではないでしょうか。また、彼のモットーは『サッカーを楽しめ』ですから、それもよく言われますね」
 
――『楽しむ』と言っても、勝たなければ楽しさは半減します。
 
「まさにその通りです。これまでも内容はまったく良くなかったのに勝てた試合があります。しかし、サッカーとはそういうものです。シーズン終盤では良いプレーをすることよりも、とにかく勝点3が必要になります。たとえ内容が悪くとも、勝点3をもぎ取ることを一番に考えていきたいです」
 
――勝利にはジェイ選手の得点が必要になるはずです。そのためにピッチ上で仲間とコミュニケーションを取っている姿をよく見かけます。
 
「ピッチでは、瞬間的にジェスチャーなどで要求し合うことはありますが、全部は伝えられません。それに私は日本語を話せませんから(笑)。トレーニング後にお互いにやりたいことなどを話します。例えば『もっと引いてボールを受けてほしい』とか、そういう細かいことですね」
 
――イメージの共有が、良い流れを生んでいるのですね。
 
「キャプテンの(上田)康太とは戦術的な話もよくします。あと(川辺)駿とも。『ポジションを高くとってほしい』とか『あまり下がってくるな』とかね。ディフェンス面では、たまに私が相手にプレッシャーをかけ過ぎるので、『行くな』とか『戻れ』と指示をくれますし、様々なシチュエーションを想定して意見を交換しています」
 
――高さはジェイ選手の武器のひとつですが、クロスからの攻撃でも持ち味を出せていますよね?
 
「ハイクロスも、低くて速いクロスにも難なく対応できます。それよりも気にしているのは、相手DFとの駆け引きですね。一度ある方向に動いて気を逸らし、自分が本当に欲しいところへ動き直すとか。あとはディフェンスが嫌がるプレーを心掛けています。立ち止まっているFWをマークするのは簡単です。ディフェンスにとってハッピーな状況でしょう。だから、視界から消える動きをするんです。ボールがサイドにある時は、自分とボールの両方を視界に入れられないようにポジショニングします。相手の視線を上手く利用して、混乱させるんです」
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