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市川大祐が疲労困憊の吉田麻也に感じた微かな懸念。我慢比べになりそうなメキシコ戦への課題と光明

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年07月24日

勝負を決めるのは、奪った直後の攻撃

精神的支柱としても替えのきかない選手となっている吉田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 最後に気になったのは、終盤84分くらいに吉田選手が背後のボールに対して対応が遅れてしまい、プレーが切れた後に少しピッチにしゃがみこんで身体全体で呼吸している様子が見えました。もちろん一番キツイ時間帯ですが、疲れ方が本当に苦しそうに映りました。

 直前の親善試合のホンジュラス戦でもあったのですが、同じような時間帯で同じような印象を受けたので心配しています。中2日でこれからメキシコとやるなかで、フィジカル的なところがどこまで回復するか、今のコンディションが少し気になったシーンです。
 
 同日の試合でフランスを4-1で下したメキシコはすごく調子も良さそうですし、チームとしての約束事やエネルギーも凄くあるチーム。

 さらにメキシコの9番のセンターフォワード、エンリ・マルティン選手が、かなり前線で身体を張って、ボールも収めるし、ゴールにも向かうし、南アフリカよりももっと局面のバトルが増えてくる相手です。そういう相手にどれだけ粘り強く戦えるか。

 海外組はシーズンを戦い終えてオフがないなか、遠藤選手も酒井宏樹選手も大変な状況だと思います。オーバーエイジで代えのきかない、経験もあるしチームを引っ張れる選手たちです。特に吉田選手がカバーしてくれているところは非常に多いので、ほかの選手たちが任せきりにならずにやれるのか。次戦のメキシコ戦は我慢比べのようなところも出てくると思います。

 そんななか勝負を決めるのは、奪った直後の攻撃です。角度や緩急をつけた縦パスで優位性を作り、久保選手の得点シーンのようにそれぞれが得意な形で仕掛けられるか。南アフリカ戦の学びを生かして、ナイスゲームを期待したいです。

【著者プロフィール】
市川大祐(いちかわ・だいすけ)/1980年5月14日、静岡県出身。現役時代は日本代表の右サイドバックとして活躍したクロスの名手。1998年に17歳でA代表デビューすると、2002年の日韓W杯でも活躍。アカデミー時代から過ごした清水ではクラブ歴代3位となる325試合に出場した。2016年に現役引退後は指導者の道に進み、現在は清水エスパルスJr.ユースU-15で監督として活躍中。

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