“常連”選手たちも安泰ではないと思わせないといけない
今まで日本が苦手とされてきた、身体能力が高い、スピードがあるという相手に対して、個で攻撃も守備もある程度勝負できてきていますので、これにプラスしてコンビネーションや組織力を出せればさらに良くなる。来年にはワールドカップ予選が始まる予定なので、味方との意思の疎通というのは上げていきたいですね。
この2試合では、いつものいわゆる常連メンバーは実力もあって、経験もあって、自分のプレーを出しながらも、味方のプレーを引き出す良さや余裕というのが感じられました。
一方でまだ常連とは呼べない選手たちの出来も悪くなかったと思います。さらにアピールを続け、今まで入っている常連選手たちも安泰ではないと思わせないといけない。それには、今回示した“個”の力を出しながらもいかにコンビネーションを出していくか。チームプレーを行なえるかだと思います。基本的には練習や試合で要求を伝える、聞くという作業になります。タイミングやエリアを踏まえた冷静な判断も養っていってほしいですね。
この2試合では、いつものいわゆる常連メンバーは実力もあって、経験もあって、自分のプレーを出しながらも、味方のプレーを引き出す良さや余裕というのが感じられました。
一方でまだ常連とは呼べない選手たちの出来も悪くなかったと思います。さらにアピールを続け、今まで入っている常連選手たちも安泰ではないと思わせないといけない。それには、今回示した“個”の力を出しながらもいかにコンビネーションを出していくか。チームプレーを行なえるかだと思います。基本的には練習や試合で要求を伝える、聞くという作業になります。タイミングやエリアを踏まえた冷静な判断も養っていってほしいですね。
指導する立場になって、子供たちが普通に「今日代表戦だ」って言うんですよね。夜遅くても起きて観るんだとか、寝ちゃうかもしれないからビデオ録画するとか。やはり憧れる存在で、目指すもの。いっぱい試合を観て、良いプレーを盗んで、練習してほしいなと、そういう目線で代表を観戦するようになりました。
【著者プロフィール】
明神智和(みょうじん・ともかず)/1978年1月24日、兵庫県出身。シドニー五輪や日韓W杯でも活躍したMF。黄金の中盤を形成したG大阪では2014年の国内3冠をはじめ数々のタイトル獲得に貢献。現在はガンバ大阪ジュニアユースコーチとして活躍中。
【著者プロフィール】
明神智和(みょうじん・ともかず)/1978年1月24日、兵庫県出身。シドニー五輪や日韓W杯でも活躍したMF。黄金の中盤を形成したG大阪では2014年の国内3冠をはじめ数々のタイトル獲得に貢献。現在はガンバ大阪ジュニアユースコーチとして活躍中。