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森保ジャパン再検証<GK編>ポスト川島が重要テーマも欧州組の現状は… 一方で20歳新鋭の潜在能力に絶賛の声も

カテゴリ:連載・コラム

元川悦子

2020年04月29日

定位置を掴み切れていない欧州組。大迫、中村を含めた混戦のポジション争いに

アジアカップでは守護神として日本ゴールに君臨した権田。本人は課題を痛感し、海外移籍を決意。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 その後、E-1選手権で中村航輔を久しぶりに招集し、大迫もトライしているだけに、この先は彼ら2人も交えて5~6人が代表定位置争いを続けていくことになりそうだ。代表戦再開後に誰がどのような状況になっているか分からないため、権田と言えどもアドバンテージがあるとは言い切れないところがある。

 しかしながら、2次予選で4試合・無失点という結果、吉田麻也(サウサンプトン)や冨安健洋(ボローニャ)ら最終ラインとの連係や意思疎通という観点を見ても、今のところ権田を変える理由はない。

 ポルトガルリーグがいつ再開されるのか、来季以降どうなっていくのかにもよるが、現状では権田がクラブで定位置を確保し、試合出場をコンスタントに続けていくことが何より重要になってくる。川島とともに、シュミットも年明けの負傷をきっかけに公式戦から遠ざかるなど、欧州組GKが軒並み不安定な状況にいるだけに、より権田にかかる期待は大きい。

 国内組の中村や大迫にも、もちろん大きな伸びしろがある。とりわけ、弱冠20歳の大迫はかつて20歳前後で代表デビューした川口能活(協会アスリート委員長)や楢崎正剛(名古屋アカデミーGKコーチ)らのような勢いと可能性を感じさせる。2021年に予定される最終予選では、彼が滑り込みで守護神の座を掴む未来も描けないことはない。爆発的な成長を楽しみに待ちたい。

文●元川悦子(フリーライター)
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