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【藤田俊哉の目】これぞ“アジアのアウェー”だったミャンマー戦。MVPを挙げるとするなら…

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年09月13日

セットプレーが課題。左は堂安や久保、右は中島にスペシャリストになってもらいたい

藤田俊哉氏がミャンマー戦のMVPに挙げる吉田。冨安とともに最終ラインを引き締めた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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――この日のMVPは誰でしょう。
「キャプテンの吉田だろう。彼を中心に日本の4バックは安定していた。前半は1本のシュートも打たせなかったし、試合全体でピンチらしいピンチは1回だけ。吉田と冨安のセンターバックは高いクオリティを誇っている。よほどのことがないかぎり2次予選は無失点で突破するはず」

――今後に向けて個人的に課題を挙げるとしたら何でしょうか。
「セットプレーからの得点がないこと。ハリルホジッチ時代から、ずっと言われ続けていることだけど、右足で言えば遠藤保仁、左足なら中村俊輔のようなスペシャリストがいないのが気がかり。ミャンマー戦で、日本はコーナーキック14本、フリーキック14本を奪った。相手キーパーのビッグセーブがあったものの、セットプレーからの得点がなかったのは残念。左は堂安や久保、右は中島にはスペシャリストになってもらいたい。
 今後も対戦相手は守備的にゲームを進めてくると考えていい。そのような相手からゴールを奪うためにも精度を上げたい。さらにタフな戦いが待っているであろう最終予選を見据えても、対戦相手の誰もが警戒するほどのスペシャリストの“一撃”が必要になる」
 

◆プロフィール◆
藤田俊哉(ふじた・としや)/1971年10月4日生まれ、静岡県出身。清水市商高-筑波大-磐田-ユトレヒト(オランダ)-磐田-名古屋-熊本-千葉。日本代表24試合・3得点。J1通算419試合・100得点。J2通算79試合・6得点。J1では、ミッドフィルダーとして初めて通算100ゴールを叩き出した。2014年からオランダVVVフェンロのコーチとして指導にあたり、16-17シーズンのリーグ優勝と1部復帰に導いた。17-18シーズンからはイングランドのリーズ・ユナイテッドでスタッフ入り。昨年9月に日本協会の“欧州駐在強化部会員”という新ポストに就任し、代表チームの強化にあたっている。

取材・構成●小須田泰二(フリーライター)
 

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