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南野らアジアカップ組は好調を維持、宮市は劇的復活!――海外日本人選手のシーズン前半戦総括[FW編]

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年12月29日

宮市はインパクト大の復活劇! 鎌田も大活躍

長年苦しんだ怪我から復活を遂げた宮市(左)と鎌田(中央)は好調をキープ。一方でハンブルクの伊藤は指揮官の交代を機に苦戦。 (C) Getty Images、STVV

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◇豊川雄太
オイペン(ベルギー)所属
国内リーグ:21試合(先発18)・4ゴール・1アシスト

 ベルギー挑戦2シーズン目を迎え、元フランス代表MFのクロード・マケレレ監督からの信頼もより確固たるものを築き、1年目に見せた勝負強さも健在だ。今シーズンは定位置のワントップ以外に左右ウイングやMFを務める機会があり、プレーの幅を広げている。昨シーズン最終節にハットトリックを決めてクラブを残留に導いた“救世主”の活躍にサポーターの期待は大きい。

◇鎌田大地
シント=トロイデン(ベルギー)所属
国内リーグ:15試合(先発12)・10ゴール
リーグ杯:2試合(先発2)

 今夏の移籍市場のデッドラインでフランクフルトからレンタル移籍すると一気に台頭。デビュー戦となった第7節で移籍後初ゴールを決めた“新星”は、第10節以降は定位置を確保して得点を積み重ね、15試合で10得点。ベルギーリーグの得点ランキングで5位(12月29日付)と得点王も十分狙える好成績を残した。ゴール前で巧みにDFをかわして隙を逃さず得点を奪う決定力に磨きがかかっている。

◇宮市 亮
ザンクトパウリ(ドイツ2部)所属
国内リーグ:10試合(先発7)・2得点

 度重なる重傷を乗り越え、約1年4か月ぶりにピッチに戻って来た6節インゴルシュタット戦で、決勝ゴール奪取というインパクト大の復帰劇! 怪我への恐怖心は感じられず、全力でボールを奪いに行って相手を吹き飛ばす強さも披露している。17節フュルトで2点目を決め、翌18節マクデブルク戦では初のフル出場を果たすなど、完全復活を遂げた。

◇伊藤 達哉
ハンブルク(ドイツ2部)所属
国内リーグ:9試合(先発5)
リーグ杯:2試合(先発1)

 チーム状態が悪いなか、小柄なドリブラーはなかなか効果的なプレーが見せられず、9節ダルムシュタット戦では前半途中で交代を命じられたりもした。10月末にユース時代の恩師でもあったティッツ監督が解任され、ヴォルフ体制が発足して以降、チームは浮上したものの、伊藤は公式戦2試合で途中出場のみと、厳しい状況が続いている。

◇奥川雅也
ホルシュタイン・キール(ドイツ2部)所属
国内リーグ:6試合(先発3)
リーグ杯:1試合(先発1)

 ザルツブルクから加入。昨シーズン、レンタル先のマッテルスブルクで30得点を記録したが、新天地ではまだ公式戦でゴールに繋がるプレーは見せられていない。しかし、ウイングとしての突破力やチャンスに絡むプレーはティム・ヴァルター監督からも評価を得ている。コンスタントな出場機会は得られていないものの、勝負はこれからである。
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