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南野らアジアカップ組は好調を維持、宮市は劇的復活!――海外日本人選手のシーズン前半戦総括[FW編]

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年12月29日

ゴールラッシュが続いた南野! 浅野は得点機逸が…

苦戦が続いた岡崎(右)と浅野(左)。 (C) Getty Images

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◇浅野 拓磨
ハノーファー(ドイツ)所属
国内リーグ:7試合(先発6)
リーグ杯:2試合(先発2)・1得点

 プレシーズンではキレのある動きから得点を量産して期待値が一気に上がったが、開幕後は相手に良さを出させてもらえず、序列は低くなっていった。7節シュツットガルト戦で大腿筋を痛めて開始14分にピッチを退き、そこから長期欠場。14節から復帰し、チャンスメイクなどで好プレーを見せたが、一方で得点機逸も……。満足からは程遠い前半戦だった。

◇南野拓実
ザルツブルク(オーストリア)所属
国内リーグ:14試合(先発9)・4ゴール・2アシスト
EL:6試合(先発3)・4ゴール・1アシスト
CL予選:3試合(先発0)・1ゴール
リーグ杯:2試合(先発2)・2ゴール

 コンスタントに出場を続けた前半戦は11ゴールと気を吐いた。とくに鮮烈な輝きを放ったのは、ヨーロッパリーグで、11月8日のローゼンボリ戦では、日本人初となるハットトリックをマークした。新進気鋭の19歳ヴォルフとのポジション争いも激化するなか、在籍5年目を迎えてチーム内での信頼も高い南野には、後半戦のさらなる得点ラッシュが期待される。

◇中島翔哉
ポルティモネンセ(ポルトガル)所属
国内リーグ:12試合(先発12)・5ゴール・6アシスト
リーグ杯:1試合(先発1)

 複数のポジションで起用された開幕直後は、チームの不振に引っ張られる形で沈黙。それでも5節のギマラエス戦で2ゴール・1アシストと、全3ゴールに絡む活躍で今季初勝利に貢献すると、以降は攻撃の絶対軸として前線に君臨し、3トップの左サイドで躍動した。強気な仕掛け、両足から繰り出す正確無比のクロスで5ゴール・6アシストを記録した小兵アタッカーは、ウォルバーハンプトンやドルトムントといった欧州の有力クラブの標的となっている。

◇西村拓真
CSKAモスクワ(ロシア)所属
国内リーグ:4試合(先発2)
CL:2試合(先発0)
リーグ杯:1試合(先発1)

 今夏まで仙台で24試合・11ゴールを挙げていた点取り屋は、「1人のサッカー選手として成長するため」とロシア挑戦を決断するも、ここまでは悪戦苦闘の日々を送っている。10月10日に行なわれたリーグ杯のチュメニ戦で、PK戦で3人目のキッカーを務めた西村のキックミスが敗退に繋がってしまったのは痛恨だった。ただ、過酷な環境に身を置くことは本人が望んでいたことでもある。後半戦は限られたチャンスを確実にモノにしたい。

※CL=チャンピオンズ・リーグ
※EL=ヨーロッパリーグ
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