W杯前の飢餓感はどこへ? "妙な余裕"を感じさせたロシア組、一番心配なのは柴崎岳だ

カテゴリ:日本代表

佐藤俊

2018年10月17日

ウルグアイ戦でW杯組に求められていたのは、なんだったのか?

新戦力の台頭は著しい。ロシアW組は危機感を覚えるべきだ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 原口元気にしても、ロシア・ワールドカップ前の飢餓感が感じられない。元祖ギラギラ系で本来であれば堂安たちのようにイケイケで攻めるタイプだが、妙に落ち着いてしまっている。27歳と中堅になり、まさかプレースタイルまで変わったわけではないだろう。
 
 ロシア・ワールドカップの選手からは、まだ融合して1試合だし、という妙な余裕が感じられる。
 しかし、代表チームにモラトリアムなど存在しない。
 強豪のウルグアイはワールドカップ組にとっては自分たちの力を見せるには絶好の相手だった。そこで「代表のレギュラーはそんなに甘いもんじゃないぞ」という姿を若い選手に見せることが、今回の試合で一番、求められていたことではなかったか。
 
 そうして、お互いが高いレベルで競い合う中で本当の融合が始まる。ウルグアイ戦やパナマ戦でのプレーがワールドカップ組の現状かつ今の本当の力なのであれば、もはや融合など必要なく、若手が力づくでポジションを奪えばいい。
 
 今、本当の危機感を抱かないといけないのは若手ではなく、ロシア・ワールドカップ組だ。

取材・文●佐藤俊(スポーツライター)


 
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