スルガ銀行チャンピオンシッププレビュー|ネルシーニョ監督インタビュー

カテゴリ:Jリーグ

週刊サッカーダイジェスト編集部

2014年07月30日

「すべての要素が揃って勝利というゴールにたどり着く」

田中順也の海外移籍もあり、中盤に3枚を置く3-5-2の新システムを試行。工藤とレアンドロの2トップに懸かる期待は大きい (C) SOCCER DIGEST

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――言える範囲で、今回対戦するラヌースの印象について伺えますか?
「経験値の高いチームですね。レギュラークラスには30歳以上の選手が5人いて、180センチ以上が7人と平均身長も高い。外国籍はパラグアイ人ふたりとウルグアイ人ひとり。監督のバロスケロットは、アルゼンチンスタイルの4-3-3で結果を出していると思います。チームとしてもすでに始動していて、先日レコパ・スダメリカーナでブラジルのアトレチコ・ミネイロと対戦しています」
――監督の母国ブラジルとアルゼンチンはライバル関係にありますが、通常の相手よりも意識しますか?
「対戦相手に関係なく、勝利への強い意志は常に持っています。フットボールは勝利を伴わなければならないので、我々現場が、そしてクラブが支え合い、全員が努力して勝利を掴む。このスタイルが理想ですね」
――今大会で勝利すると、J1、ナビスコカップ、天皇杯、ゼロックス・スーパーカップ、スルガ銀行チャンピオンシップと5つ目のタイトルを手にしますが、これは鹿島、磐田に次ぐ快挙です。
「このスルガカップのトロフィーは、クラブとして大きな意味を持ちます。おっしゃるように、日本に存在するタイトルすべてを獲得することになりますし、クラブとしても最善を尽くして臨むべき大会だと思います」
――監督はタイトルの懸かった試合での勝負強さが光ります。大一番をものにする秘訣はありますか?
「特に秘訣はありません(笑)。ピッチ内外でスタッフそれぞれの役割があります。ピッチ内では私を中心にコーチたちとこれまで結果を残してきたやり方を遂行し、ピッチ外では対戦相手を分析するチームが相手を知って準備する。そのふたつの仕事の融合で勝ってきていると思うので、それを継続していくだけです」
――監督にとって『勝利』とは?
「ひと言で表現するなら、勝ち獲るものだと思います。過去3シーズン、J1のリーグ戦で一番勝利数が多いのは広島(編集部・注/52勝)、レイソルは2位(51勝)ですが、ナビスコカップ、ACL、天皇杯を含めたすべての公式戦で最も勝利しているのは我々レイソルです。ただ、言うのは簡単ですが、実際に勝ち獲るのは誰もが成し遂げられるわけではなく、非常に難しい。努力だけではいけないし、組織力だけでもいけない。すべての要素が揃ってやっとチームとして形になり、勝利というゴールに辿り着くものだと思います」
 
 
※週刊サッカーダイジェスト8.12号(7月29日発売号)より
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