大会直前には、ガス抜きのミーティングではなく、大会に臨むための「覚悟のミーティング」をしたほうがいい。ドイツ・ワールドカップ前、宮本恒靖主将はそういうミーティングをしておけばよかったと後悔したそうだが、ワールドカップで勝つという想いは選手それぞれが持っている。
ただ、別の方向を向いている選手がいるかもしれないので、全員が同じ方向を見るために確認をするということだ。そうして本番当日、「さぁいくぞ」という気持ちにチーム全員になることで一体感はより強固になる。
一体感は自然と生まれるものではない。
コロンビア戦までの間、これから練習メニューが変わっていく中で、レギュラーとサブが明確に分かれていく。その中で意図的に一体感を作り上げていかないといけないが、西野監督と選手たちがそれを作り出せるか、どうか。
大会で成功するためには、不可欠なポイントだ。
取材・文●佐藤俊（スポーツライター）
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