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【岩政大樹】西野ジャパンのメンバーは率直に言えば「無難」。監督交代の不安をのぞかせる選手選考だった

カテゴリ:日本代表

岩政大樹

2018年05月19日

「失敗」と分析した部分を明確にし、前回との違いを示す戦いを見せてほしい

無難な選手選考になったのは、ある意味で仕方がない。前回大会との違いを作れるか。西野監督の腕の見せ所だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 これはやはり、これまでチーム作りをする時間がなかったことによるものでしょう。本来、ある程度チームの戦いを固められていれば、同じメンバーのなかで様々な状況に対する解決策を持ち合わせておくことができるのですが、今回はそのための場数を踏む猶予はないため、選手を変えたり、配置を変えたりすることで変化をもたらそうと考えているのでしょう。そういう意味では、このタイミングでの監督交代の不安をのぞかせるメンバー選考となったと言えます。
 
 結局、あらゆる状況を想定していくなかで、無難な選考にならざるをえなかったということでしょう。これまでの経緯、タイミングからすると、これは致し方ないと思います。
 
 ただ、このメンバーから4年前に回帰したような戦いを想像してしまうのは私だけでしょうか。前回のブラジル大会は期待が大きかった分、失望とともに終わりました。あの時を「失敗」と捉えた日本サッカーは別の道を探してきたのだと思っていました。
 
 しかし、結局はそこに戻る。であるならば、ぜひ前回「失敗」と分析した部分を明確にし、前回との違いを示す戦いを見せてほしいと思います。そうでないと、見ている私たちにも、日本サッカーにも、ワールドカップの経験が積み上がっていかない気がするのです。
 
【著者プロフィール】
岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。2010年の南アフリカW杯メンバーにも選出された。現在は、東京ユナイテッドFCで選手兼コーチを務める。
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