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【岩政大樹】西野ジャパンのメンバーは率直に言えば「無難」。監督交代の不安をのぞかせる選手選考だった

カテゴリ:日本代表

岩政大樹

2018年05月19日

香川が23人に入るかどうかで想定が変わってくる

西野監督は、岡崎(左)や井手口(右)の状態も確認したいはずだ。(C)SOCCER DIGEST

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 そう仮定すると、小林選手は、トップと右サイドを高レベルでプレーできる人材として、浅野選手と競わせるつもりだったのではないかと考えられます。そのため、小林選手の離脱によって、もし浅野選手のコンディションが整わない場合には、同じようにトップと右サイドをこなせる久保選手が、27人に選ばれていない選手の中で唯一23人に選ばれる可能性が出てきたということになります。そのために少し含みのある言い方をして、リスク管理をしたと予想します。
 
 気になるのは、やはり香川選手のコンディションです。コンディションを確認したいのは4選手。しかし、久保選手を含めた28人から絞らなくてはならないのは5人。このプラス1のところに西野監督の悩みが伺えます。
 
 岡崎選手のところは武藤選手、井手口選手のところは三竿選手、と、なんとなく同じポジションでコンディションを見た上で競わせようと思っている選手が見えるのですが、香川選手のところは分かりません。そのために、ボランチのポジションが多めになっているのだろうと思います。
 
 つまり、香川選手が23人に入ってくるのかどうかによっていろんな想定が変わってくるということです。香川選手がいるならこの選手が必要、いないなら別のこの選手、というように、香川選手のコンディション次第で戦い方に違いが生まれることを想定してのプラス1なのでしょう。
 
 とりわけ、香川選手が間に合わないと判断された場合、トップ下にどのような選手を置くのかは注目です。本田選手、柴崎選手、宇佐美選手、岡崎選手。様々なタイプの選手が候補に挙がります。となると、このポジションの使い方で戦い方が大きく変わることになります。よって、それに付随して想定される流れに対応できる選手が変わり、それ次第で削らなくてはならないもうひと枠がディフェンスラインなのかボランチなのか決まっていくということなのではないでしょうか。
 
 いずれにしても今回のメンバー選考の特徴は、西野監督もおっしゃるように「ポリバレント」であることです。それもかなり多くの選手に、少なくともふたつのポジションをプレーさせるプランをもっているようでした。
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