目標は「トップ5入り」名波浩監督が"緻密なチーム作り"の先に見据える野望

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年12月30日

新シーズンは磐田の最終形に近いサッカーが見られそうだ。

山田の融合もテーマのひとつになるだろう。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 2016年シーズンの課題だった、守から攻に切り替わる最初のプレーの質を上げた中村俊輔(中村俊は試合運びの巧みさやFKの得点などその他にも多くをもらたしたが)や高橋祥平、前線の動き出しで攻撃を活性化させた川又堅碁、攻守に前への推進力を発揮したムサエフら、昨季は新戦力がスタメンに定着し活躍。補強は成功した。
 
 新シーズンは、若手を含めて現有戦力のさらなる融合も強化のテーマとなるだろう。もちろん補強はするだろうが、挑戦する新しいシステムにマッチした戦力の獲得となるかもしれない。いずれにせよ、新シーズンは新システムを通じて、J王座を目指す磐田の最終形に近いサッカーが見られそうだ。
 
 理想に拘泥せず、現実に収束してしまわない――。名波監督のチーム作りは、そんな絶妙な、自身のスタンスに支えられている。3年半を経てその進捗具合を訊けば、「3分の1から半分くらいまでは来たのではないか」。優勝については、「新シーズンに取り組むテーマをクリアした時に初めて『Jの頂きに向かうぞ』『トップをとりにいくぞ』と言えるのではないかと思う」と語る。
 
 磐田は夢の途上。あくまで挑戦者の姿勢を崩さず、上位を狙いながら、着実な歩みを続ける。
【関連記事】
磐田の5選手が選んだ2017シーズンの「ベストプレーヤー」は?
孤高の名手、松井大輔が語る「中村俊輔、黄金世代、そしてキングカズ」
【Jリーグ最新移籍動向】新潟から柏へMF小泉慶が加入! 湘南はセルビア人FWを獲得
結果に飢える点取り屋・川又堅碁が明かした中村俊輔からの“愛ある薫陶”
熱く語った名波監督とカミンスキー。ロシアW杯の組み合わせは「日本にとって良いグループなのかなと」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ