CL初勝利! 民泊で“嫌われ者”RBライプツィヒのリアルな地元評を聞いてみた

カテゴリ:ワールド

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2017年10月19日

「今度はヨーロッパ中から厄介ものにされるのかな」

昨季ドイツ人得点王のヴェルナーは頚椎と顎の関節に問題を抱え、ベンチスタートが続く。ただ「ジョーカー・ヴェルナー」はポルトの反撃を抑止し、勝利に大きく貢献している。(C)Getty Images

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――90年代、Vfbライプツィヒが1部に昇格した時も、やはりエースや主力がどんどん引き抜かれていったよね。東西ドイツ統一後はザクセン・ライプツィヒもパッとしないままだった。
 
「マルコ・クルスとか旧東ドイツでのプレーにこだわった選手もいたけど、それは特異な例。ただ、そういった人の流れが、RBライプツィヒによって変わったのは大きいよ」
 
――学生時代、ライプツィヒで貴重な時間を過ごさせてもらったんだ。今回のCL初勝利をしかも現地で体験できて、やはり嬉しいよ。
 
「今回のポルト戦も平日の火曜だけど、チケット完売だぜ。若い人が多いのも、この町の特徴だからね。いくつもの要因が重なって、町に活気をもたらしている。ポルトに勝つなんて、信じられないぜ」
 
――RBライプツィヒは最後まで勇敢に戦い、ポルトの猛烈な執念を上回った。とても良い試合だったと思う。
 
「今度はヨーロッパ中から厄介ものにされるのかな」
 
――ただ旧東ドイツから旧西側への人口流出は、今も止まらないらしいね?
 
「そのなかでライプツィヒ、ドレスデンといった大きな都市は移民のこともあるけど人口が増えているんだ。ライプツィヒはこれからバイエルンにずっと対抗していけるチームになるかもしれないし、結局は数年しか持たないかもしれないとも言われている。いずれにせよ、新しく次々と成功を収めていることは、様々な歴史に揉まれて発展しながらも伝統を守ってきたライプツィヒの町と重なるところがあるよ」
 
――なるほど。今回、ライプツィヒに来て本当に良かったよ。
 
「また、来てよ。自分もいろいろ気付けたよ。きっと、来るたびに発見があるはずだと思うよ!」
 
取材・構成:塚越 始
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