「頭の中で埋まっていないピースはいくつもある」
――監督に就任してから1年とちょっとが経ちました。日本の現在の立ち位置と、五輪を見据えたうえで求められることは?
「就任した当初、一番最初にアメリカ遠征をした時に『1年後に選んだ選手が半分いるか分からない』と話をしました。実際、今の選手を見てみても、半分以上が変わっている。これは意図的ではないです。選ばれた選手が信頼を勝ち得て、代表として恥ずかしくないパフォーマンスをし続けることが代表で生き残る道だということを、改めて強く感じています。
先ほど、真剣勝負という話もしましたけど、この状態でワールドカップ、五輪に行っても勝てない。たくさんの課題がありますし、私の頭の中で埋まっていないピースはいくつもあります。選手をどこにはめていくかということと、どう戦っていくか。そのピースを埋めていくという作業を、試合を重ねながらやっていかなければいけない。
あまりネガティブなことは言いたくないんですけど、まだまだこのままでは世界のトップに向かっていけないという実感があります。ただ選手自身の可能性は無限に広がっている。それを引き出してあげるのが、私の仕事だと思うので、本当に全力でこの大会に臨んでいきたい」
――ここまでメンバーを固定しないで来ています。来年のワールドカップ予選に向けてチーム作りはどう進めていく?
「普通は予選から逆算して、『この時点でここらへんまでチーム力を上げていく』というチーム作りをするのかもしれないですけど、私はそうしていない。いろんな選手を試しながら、今この日本女子サッカーのなかで、どの選手が(代表の)ピッチに立てるかというのを見つけているところです。この作業はずっとやり続けるつもりですし、メンバーは固定しないと思います。選手によってよっぽどの差があれば固定することもありますけど、いろんな選手にいろんな可能性がありますから。
実際にワールドカップや五輪では、短期間で何試合ものゲームを戦っていくことを考えると、どこかの選手が抜けたからチーム力が下がる、というチーム作りはしたくない。理想ですけど、スタメンもサブもまったく力が落ちないチームが作れたらいいなと考えています」
構成:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
「就任した当初、一番最初にアメリカ遠征をした時に『1年後に選んだ選手が半分いるか分からない』と話をしました。実際、今の選手を見てみても、半分以上が変わっている。これは意図的ではないです。選ばれた選手が信頼を勝ち得て、代表として恥ずかしくないパフォーマンスをし続けることが代表で生き残る道だということを、改めて強く感じています。
先ほど、真剣勝負という話もしましたけど、この状態でワールドカップ、五輪に行っても勝てない。たくさんの課題がありますし、私の頭の中で埋まっていないピースはいくつもあります。選手をどこにはめていくかということと、どう戦っていくか。そのピースを埋めていくという作業を、試合を重ねながらやっていかなければいけない。
あまりネガティブなことは言いたくないんですけど、まだまだこのままでは世界のトップに向かっていけないという実感があります。ただ選手自身の可能性は無限に広がっている。それを引き出してあげるのが、私の仕事だと思うので、本当に全力でこの大会に臨んでいきたい」
――ここまでメンバーを固定しないで来ています。来年のワールドカップ予選に向けてチーム作りはどう進めていく?
「普通は予選から逆算して、『この時点でここらへんまでチーム力を上げていく』というチーム作りをするのかもしれないですけど、私はそうしていない。いろんな選手を試しながら、今この日本女子サッカーのなかで、どの選手が(代表の)ピッチに立てるかというのを見つけているところです。この作業はずっとやり続けるつもりですし、メンバーは固定しないと思います。選手によってよっぽどの差があれば固定することもありますけど、いろんな選手にいろんな可能性がありますから。
実際にワールドカップや五輪では、短期間で何試合ものゲームを戦っていくことを考えると、どこかの選手が抜けたからチーム力が下がる、というチーム作りはしたくない。理想ですけど、スタメンもサブもまったく力が落ちないチームが作れたらいいなと考えています」
構成:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)