• トップ
  • ニュース一覧
  • 【なでしこジャパン】米国遠征メンバーについて高倉監督「この状態でW杯、五輪に行っても勝てない」

【なでしこジャパン】米国遠征メンバーについて高倉監督「この状態でW杯、五輪に行っても勝てない」

カテゴリ:高校・ユース・その他

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2017年07月14日

「頭の中で埋まっていないピースはいくつもある」

阪口(写真)は高倉体制立ち上げ当初から10番を着けてチームの中核に。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

――監督に就任してから1年とちょっとが経ちました。日本の現在の立ち位置と、五輪を見据えたうえで求められることは?
 
「就任した当初、一番最初にアメリカ遠征をした時に『1年後に選んだ選手が半分いるか分からない』と話をしました。実際、今の選手を見てみても、半分以上が変わっている。これは意図的ではないです。選ばれた選手が信頼を勝ち得て、代表として恥ずかしくないパフォーマンスをし続けることが代表で生き残る道だということを、改めて強く感じています。
 
 先ほど、真剣勝負という話もしましたけど、この状態でワールドカップ、五輪に行っても勝てない。たくさんの課題がありますし、私の頭の中で埋まっていないピースはいくつもあります。選手をどこにはめていくかということと、どう戦っていくか。そのピースを埋めていくという作業を、試合を重ねながらやっていかなければいけない。
 
 あまりネガティブなことは言いたくないんですけど、まだまだこのままでは世界のトップに向かっていけないという実感があります。ただ選手自身の可能性は無限に広がっている。それを引き出してあげるのが、私の仕事だと思うので、本当に全力でこの大会に臨んでいきたい」
 
――ここまでメンバーを固定しないで来ています。来年のワールドカップ予選に向けてチーム作りはどう進めていく?
 
「普通は予選から逆算して、『この時点でここらへんまでチーム力を上げていく』というチーム作りをするのかもしれないですけど、私はそうしていない。いろんな選手を試しながら、今この日本女子サッカーのなかで、どの選手が(代表の)ピッチに立てるかというのを見つけているところです。この作業はずっとやり続けるつもりですし、メンバーは固定しないと思います。選手によってよっぽどの差があれば固定することもありますけど、いろんな選手にいろんな可能性がありますから。
 
 実際にワールドカップや五輪では、短期間で何試合ものゲームを戦っていくことを考えると、どこかの選手が抜けたからチーム力が下がる、というチーム作りはしたくない。理想ですけど、スタメンもサブもまったく力が落ちないチームが作れたらいいなと考えています」
 
構成:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
【関連記事】
【なでしこジャパン】アメリカ、ブラジルらとの試合に臨む23人を発表。鮫島、猶本らが選出されるも主将の熊谷が…
【セルジオ越後】華々しく来日したポドルスキ。高額年俸に釣り合う認知度はないだけに…
日本サッカーを彩る「美女サポーター」たちを一挙に紹介!
【なでしこ転身秘話】「できない自分」を受け入れる――メンタルトレーナー後藤史がスペインで掴んだ"自己肯定感"のハグ組み方
熊谷紗希が未来のなでしこ相手に熱血指導!「チャレンジすることが大事」と海外挑戦に期待

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ