「新しい風を吹かしてくれる」初招集の4選手の評価は?
――現チームの課題は?
「攻撃と守備を分けるものではないと思っていますけど、試合に負けないという意味で、守備でいろんなことを試しています。〝やれているつもり″ではなく、〝完璧にこなす″という、あと一歩のポジショニングや球際に対する強さにはこだわりたい。
ただ守備に時間を多く割く一方で、攻撃はまだトレーニングで長い時間詰められていない。いろんなタイプのFWがいるので、どうやってチームとして点を取るか、そこを積み上げていきたい」
――初選出した4人の評価は?
「GKの齊藤彩佳(マイナビ仙台)に関して。今回、山根(恵里奈/ベティス)がスペインに移籍したこともありますし、コンディションを考えて、新しい選手の発掘を試みました。彼女は第2GKとして長く下積みをしていましたけど、ここのところ、非常に力をつけてきていると、(マイナビ仙台の越後和男)監督とも話をしていました。サイズもあって、カップ戦のパフォーマンスを見ても十分にやれるなと感じたので呼びました。GKでも競争の活性化を図りたい。
次は坂本(理保)。長野Lはリーグで良い成績を収めているなかで、彼女がディフェンスの中心でリーダーシップを発揮している。すごく読みが良いし、年代別の代表にも選ばれたことがある。(長野Lの本田美登里)監督からの強い推薦もありましたし、現代表チームはCBが手薄なので、この選手がどれぐらいやれるのかを見てみたいと感じ、思い切って入れました。
伊賀FCの櫨(まどか)は、前からすごく気になっていた選手。非常にテクニックがあって、伊賀FCでは、前めのポジションでプレーすることが多い。落ち着いてゲームを読みながら、テクニックを発揮する。身体の強さもあるので、変化をつけられるかなと。技術的なレベルでは十分やっていけると感じました。少し違うタイプの中盤の選手が欲しいなと思い、選びました。
泊(志穂)は、横山(久美)の相棒として、長野でプレーしていました。運動量が多くて攻守に渡ってチームに活力を与えることができる選手。また動き回ることだけではなく、パスの受け方や、ボールを持った時の判断も非常に良いものがある。また新しい風を吹かしてくれるかなと」
――16年のリオ五輪予選に負けてから、親善試合が続いています。それもあって、出場権などが懸かった大きな試合で勝つという感覚が薄れているようにも感じます。
「今はいろんな選手を試しているところ。もちろん毎試合勝ちにいっていて、〝真剣勝負″をなかなか体感できない状況にあっても、選手は必死にグラウンド上で表現しようとしている。今回は、現実的に今のランクを見ると、ワールドカップや五輪などの勝負どころで戦うであろう相手との対戦になる。そこで恥ずかしい試合はできない。いよいよワールドカップ予選が近づいてきているということをチーム全体で把握して、選手一人ひとりが自分のアピールということだけではなくて、チームを勝たせるということに関して、強い想いと表現する力を発揮してもらいたい。この遠征からボチボチ、エンジンをかけていきたい」
「攻撃と守備を分けるものではないと思っていますけど、試合に負けないという意味で、守備でいろんなことを試しています。〝やれているつもり″ではなく、〝完璧にこなす″という、あと一歩のポジショニングや球際に対する強さにはこだわりたい。
ただ守備に時間を多く割く一方で、攻撃はまだトレーニングで長い時間詰められていない。いろんなタイプのFWがいるので、どうやってチームとして点を取るか、そこを積み上げていきたい」
――初選出した4人の評価は?
「GKの齊藤彩佳(マイナビ仙台)に関して。今回、山根(恵里奈/ベティス)がスペインに移籍したこともありますし、コンディションを考えて、新しい選手の発掘を試みました。彼女は第2GKとして長く下積みをしていましたけど、ここのところ、非常に力をつけてきていると、(マイナビ仙台の越後和男)監督とも話をしていました。サイズもあって、カップ戦のパフォーマンスを見ても十分にやれるなと感じたので呼びました。GKでも競争の活性化を図りたい。
次は坂本(理保)。長野Lはリーグで良い成績を収めているなかで、彼女がディフェンスの中心でリーダーシップを発揮している。すごく読みが良いし、年代別の代表にも選ばれたことがある。(長野Lの本田美登里)監督からの強い推薦もありましたし、現代表チームはCBが手薄なので、この選手がどれぐらいやれるのかを見てみたいと感じ、思い切って入れました。
伊賀FCの櫨(まどか)は、前からすごく気になっていた選手。非常にテクニックがあって、伊賀FCでは、前めのポジションでプレーすることが多い。落ち着いてゲームを読みながら、テクニックを発揮する。身体の強さもあるので、変化をつけられるかなと。技術的なレベルでは十分やっていけると感じました。少し違うタイプの中盤の選手が欲しいなと思い、選びました。
泊(志穂)は、横山(久美)の相棒として、長野でプレーしていました。運動量が多くて攻守に渡ってチームに活力を与えることができる選手。また動き回ることだけではなく、パスの受け方や、ボールを持った時の判断も非常に良いものがある。また新しい風を吹かしてくれるかなと」
――16年のリオ五輪予選に負けてから、親善試合が続いています。それもあって、出場権などが懸かった大きな試合で勝つという感覚が薄れているようにも感じます。
「今はいろんな選手を試しているところ。もちろん毎試合勝ちにいっていて、〝真剣勝負″をなかなか体感できない状況にあっても、選手は必死にグラウンド上で表現しようとしている。今回は、現実的に今のランクを見ると、ワールドカップや五輪などの勝負どころで戦うであろう相手との対戦になる。そこで恥ずかしい試合はできない。いよいよワールドカップ予選が近づいてきているということをチーム全体で把握して、選手一人ひとりが自分のアピールということだけではなくて、チームを勝たせるということに関して、強い想いと表現する力を発揮してもらいたい。この遠征からボチボチ、エンジンをかけていきたい」