【名門訪問】市立船橋|三冠を狙うインターハイ王者、その強さの秘密に迫る

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2016年10月26日

そして芽生えつつある自立心

朝岡監督の言葉に聞き入る選手たち。引き締まった表情が印象的だ。写真:安藤隆人

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 朝岡監督の言葉だ。

「一試合一試合の戦いに集中して、そのなかで生じたズレを発見してやらないといけない。つねに追求して、毎日高い意識レベルでトレーニングに臨む。やがて競争がグッと背中を押す形で、チーム力を押し上げていく」

 高は力強く、こう答えた。

「相手とか周りの状況は気にせず、自分たちがいま以上に突き抜けるためにはどうすればいいのか、それだけを考えてやればもっと良くなると思うんです。目先をすべて自分たちに向けてやっていけば、おのずと上に行けると信じています」

 指揮官と選手との厚い信頼関係。そして芽生えつつある自立心。8月25日、常勝軍団のグラウンドで新たな萌芽を感じた。謙虚に、かつ貪欲に、王者はさらなる進化を続ける。

取材・文:安藤隆人

※「高校サッカーダイジェストVol.17」より加筆・修正
 
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TEAM PROFILE
市立船橋高校サッカー部/船橋市の市立高校として1956年に創立され、サッカー部は翌57年の創部。これまでにインターハイで9度、選手権で5度の優勝を誇る、まさしく超が付く名門だ。現部員数は91名。普段の練習および公式戦は、校舎からおよそ6km離れた法典公園(グラスポ)を使用する。
 
 
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