【チーム採点・寸評】
柏　6.5
圧倒的な攻撃力を誇る川崎を相手に完全に引くことなく、あえてボールをつなぐ攻撃的なスタンスで真っ向勝負。２失点したのは反省材料だが、ポゼッションしながらの攻撃だけでなく、セットプレーや、３トップのスピードを生かしたカウンターと状況に応じたアタックで５得点を挙げたことは評価できる。
 
【柏｜採点・寸評】
GK
23　中村航輔　６
止めるのが難しいシュートとは言え、２失点は悔やまれる。ただ小林悠との１対１は身体を投げ出しストップしたほかハイボールの処理も落ち着いていた。足元もそつがなく、安心して見ていられた。
 
DF
４　中谷進之介　6.5
第１ステージでは格の違いを見せつけられた大久保を、今回はきっちり完封し、マークで存在感を発揮した。相手のエースにフラストレーションを溜めさせたことで相手のリズムを崩させた。
 
８　茨田陽生　6.5
攻撃的な伊東の後ろで守備的に振る舞い、バランスをとった。対面した森谷、中野への対応も落ち着いており、縦への突破はほとんど許さなかった。さらに29分にはリバウンドボールを叩き込み、第１ステージ16節以来の得点も挙げた。
 
22　輪湖直樹　６（75分OUT）
小林悠とエウシーニョのふたりへの対応を迫られ、困惑する場面も見られたものの、寸前のところで食い止めていた。攻撃でも長距離を駆け上がり厚みをもたらしていた。
 
29　中山雄太　６
小林悠への対応はまずまず。振り切られてシュートまで運ばれるシーンもあったが、代表選手を相手に集中力を切らすことなく戦い切ったことは好印象だ。
 
MF
17　秋野央樹　６
この日はキャプテンマークを巻いて出場。密集地帯ではパスの精度が落ちたり、後ろから突かれたりとやや焦りが見られたが、局面を変えるロングボールは効いていた。
 
19　中川寛斗　７
D・オリヴェイラとの連係は良好だ。単純に縦関係に並ぶだけでなく、時には前方に飛び出していったり、ボールを受けに寄ったりと見事な仕事ぶりでブラジル人アタッカーの爆発を引き出した。さらに後半には、武富のパスに抜け出して今季初ゴールするなど、貢献度は非常に高かった。
 
28　栗澤僚一　６
失点シーンにも見られるように、ペナルティエリア内に引っ張られ、スペースを空けるシーンが多々あった。ただ出足の鋭いプレスで、大島や中村を自由にプレーさせなかった点は評価できる。