「バンさんが本を差し入れてくれてから読書にハマっている」
――実際のところはいかがですか? 焦りはまったくないのでしょうか?
うーん……。焦らないようにはしていますけど、心のどこかにはある気もします。でも、今後のサッカー人生計画を整理して、そのためになにをするべきかを考えていますから、表立った焦りはありませんね。ここが終わりじゃないので。
――話せる範囲で構いませんので、その計画を教えてもらえますか?
20代前半のうちに海外挑戦がしたい。あとは、東京五輪にも出場したいですね。そのためのプロセスを考えています。
――今回の怪我で、計画がズレてしまったという感覚は?
まったくないです。高校時代にも、大雑把にですが計画を立てていたんです。まずはアルディージャのトップチームに上がること。そして、何歳くらいで海外に挑戦するのか。
プロ1年目は身体作りをしようと最初から考えていましたし、キャンプやプレシーズンマッチで手応えはありましたけど、今回の怪我を通じて、世界に出て行くにはしっかりと身体作りをしなきゃいけないんだと再確認することができました。
――入院期間はどれくらいだったのでしょうか?
1か月弱。2月23日に入院して、退院は3月23日。2月は29日までだったので、ちょうど4週ですね。手術は内視鏡で行ないました。靭帯を新しく作るためにハムストリングの腱を取ったんです。
――術後すぐはどんな状態だったのでしょうか?
麻酔が切れた後はめちゃくちゃ痛かったです。ちょっと動かしただけで激痛が走るので、その日の夜は寝返りが打てなかった。寝て起きてを繰り返して、寝た気がしなかったです。2、3日してやっと落ち着いてきましたけど、最初は本当に少ししか動かせなかったです。
――入院中はなにをしていたのですか?
チームメイトや高校の友人がお見舞いに来てくれましたし、隣にユースの後輩が入院していたので、結構楽しく過ごせていました。僕は携帯電話にもアプリをインストールしていないくらいゲームが嫌いなので、映画鑑賞やサッカーの試合をテレビで観戦したりしていました。
バルセロナが大好きなので、ずっとバルサばっかりでしたね。あとは、バンさん(播戸竜二)が3冊ほど本を持ってきてくれました。おかげで読書にハマっていて、今も様々な本を読み続けています。
――たとえば?
遠藤保仁選手とかクリスチアーノ・ロナウドとか、サッカー選手の体験や言葉が載っているもの。プロとして同じようなことは起きるでしょうし、スッと入ってくるんです。
そのほかにはビジネス本ですね。『大成功したわずか○%の一流ビジネスマンが習慣づけていること』みたいなやつです。サッカーもビジネスも、1流になるために必要な要素は同じかなって。
――すべてがサッカーにつながるんですね。
今は栄養学の勉強もしています。その前には睡眠についての本も読んでいました。自宅では、読書漬けです。
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
うーん……。焦らないようにはしていますけど、心のどこかにはある気もします。でも、今後のサッカー人生計画を整理して、そのためになにをするべきかを考えていますから、表立った焦りはありませんね。ここが終わりじゃないので。
――話せる範囲で構いませんので、その計画を教えてもらえますか?
20代前半のうちに海外挑戦がしたい。あとは、東京五輪にも出場したいですね。そのためのプロセスを考えています。
――今回の怪我で、計画がズレてしまったという感覚は?
まったくないです。高校時代にも、大雑把にですが計画を立てていたんです。まずはアルディージャのトップチームに上がること。そして、何歳くらいで海外に挑戦するのか。
プロ1年目は身体作りをしようと最初から考えていましたし、キャンプやプレシーズンマッチで手応えはありましたけど、今回の怪我を通じて、世界に出て行くにはしっかりと身体作りをしなきゃいけないんだと再確認することができました。
――入院期間はどれくらいだったのでしょうか?
1か月弱。2月23日に入院して、退院は3月23日。2月は29日までだったので、ちょうど4週ですね。手術は内視鏡で行ないました。靭帯を新しく作るためにハムストリングの腱を取ったんです。
――術後すぐはどんな状態だったのでしょうか?
麻酔が切れた後はめちゃくちゃ痛かったです。ちょっと動かしただけで激痛が走るので、その日の夜は寝返りが打てなかった。寝て起きてを繰り返して、寝た気がしなかったです。2、3日してやっと落ち着いてきましたけど、最初は本当に少ししか動かせなかったです。
――入院中はなにをしていたのですか?
チームメイトや高校の友人がお見舞いに来てくれましたし、隣にユースの後輩が入院していたので、結構楽しく過ごせていました。僕は携帯電話にもアプリをインストールしていないくらいゲームが嫌いなので、映画鑑賞やサッカーの試合をテレビで観戦したりしていました。
バルセロナが大好きなので、ずっとバルサばっかりでしたね。あとは、バンさん(播戸竜二)が3冊ほど本を持ってきてくれました。おかげで読書にハマっていて、今も様々な本を読み続けています。
――たとえば?
遠藤保仁選手とかクリスチアーノ・ロナウドとか、サッカー選手の体験や言葉が載っているもの。プロとして同じようなことは起きるでしょうし、スッと入ってくるんです。
そのほかにはビジネス本ですね。『大成功したわずか○%の一流ビジネスマンが習慣づけていること』みたいなやつです。サッカーもビジネスも、1流になるために必要な要素は同じかなって。
――すべてがサッカーにつながるんですね。
今は栄養学の勉強もしています。その前には睡眠についての本も読んでいました。自宅では、読書漬けです。
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)

7月14日発売号のサッカーダイジェストは、内田選手の巻頭インタビューを掲載。それに続く特集は、今夏の注目銘柄と題して話題の選手30人の去就動向をチェック。乾選手、酒井宏選手、植田選手のインタビューに加え、クラブダイジェストでは松本山雅、好評連載中のプロフットボーラ―の肖像では「2008年」の大谷選手を取り上げています。