ロシアのウクライナ侵攻がキャリアに影響
3人目は橋本拳人(FC東京)だ。2019年にJリーグのベスト11に選ばれた橋本は同年3月に、守田英正の負傷により、追加招集という形で初めてA代表に選ばれた。そして親善試合のボリビア戦でスタメン起用されて1−0の勝利に貢献した。
そこからカタールW杯の2次予選で常にメンバー入りするなど、順調にステップを踏んでいたが、ロシアのウクライナ侵攻によりロストフとの契約を停止して、ヴィッセル神戸に移籍する形で2022年の3月に、Jリーグに復帰した。
神戸は2022年当時、三浦淳寛監督のもとで開幕から苦しい戦いを強いられていた。結局、橋本はリーグ戦9試合に出場しただけでスペイン2部のウエスカに移籍したが、スタメンで出た7試合は3勝2分2敗とまずまずの結果で、その後、吉田孝行監督とともにリーグ2連覇を果たす神戸にとっても、この期間の橋本の働きは重要トピックの1つと言える。
橋本は神戸での活躍が高く評価される形で、国内組だけで挑んだ2022年のE-1選手権のメンバーに選ばれて、中国戦と韓国戦の2試合に出場した。しかし、スペインに渡ってからの代表招集は一度もなく、特にスペイン2クラブ目となったエイバルでは出番も減少したなかで、古巣からの継続的なラブコールに応える形で、松橋力蔵監督が就任したFC東京へ4年半ぶりの復帰を決断した。
そこからカタールW杯の2次予選で常にメンバー入りするなど、順調にステップを踏んでいたが、ロシアのウクライナ侵攻によりロストフとの契約を停止して、ヴィッセル神戸に移籍する形で2022年の3月に、Jリーグに復帰した。
神戸は2022年当時、三浦淳寛監督のもとで開幕から苦しい戦いを強いられていた。結局、橋本はリーグ戦9試合に出場しただけでスペイン2部のウエスカに移籍したが、スタメンで出た7試合は3勝2分2敗とまずまずの結果で、その後、吉田孝行監督とともにリーグ2連覇を果たす神戸にとっても、この期間の橋本の働きは重要トピックの1つと言える。
橋本は神戸での活躍が高く評価される形で、国内組だけで挑んだ2022年のE-1選手権のメンバーに選ばれて、中国戦と韓国戦の2試合に出場した。しかし、スペインに渡ってからの代表招集は一度もなく、特にスペイン2クラブ目となったエイバルでは出番も減少したなかで、古巣からの継続的なラブコールに応える形で、松橋力蔵監督が就任したFC東京へ4年半ぶりの復帰を決断した。
FC東京復帰にあたり、欧州挑戦の先にはW杯出場という大きな目標があったことを明かした橋本だが、現在は育ったクラブで新たな自分を見せて、チームの躍進を支えたい思いが強いようだ。
ただ、開幕からここまでチームが順調に行っているとは言い難く、高宇洋とボランチのコンビを組む橋本も、中盤から高い位置でのボール奪取や展開力、武器である飛び出しでチャンスに絡むシーンよりも、ゴール前でセンターバックとともに身体を張って失点を防ぐシーンの方が目立っている。
しかし、2勝1分3敗で12位とスタートダッシュに成功できなかったFC東京が、ここから真に上位争いをしていけるチームに進化し、タイトルを掴むにはチームの心臓である31歳は不可欠で、同時にリーダーシップでも大きな働きが求められる。
現時点のパフォーマンスでは7月のE-1選手権でのメンバー入りも難しいと考えられるが、まずはルヴァンカップの奈良クラブ戦を経て、代表ウィーク明けの多摩川クラシコで、スーパーボランチとして獅子奮迅の活躍ができれば注目も高まっていくはずだ。
文●河治良幸
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ただ、開幕からここまでチームが順調に行っているとは言い難く、高宇洋とボランチのコンビを組む橋本も、中盤から高い位置でのボール奪取や展開力、武器である飛び出しでチャンスに絡むシーンよりも、ゴール前でセンターバックとともに身体を張って失点を防ぐシーンの方が目立っている。
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現時点のパフォーマンスでは7月のE-1選手権でのメンバー入りも難しいと考えられるが、まずはルヴァンカップの奈良クラブ戦を経て、代表ウィーク明けの多摩川クラシコで、スーパーボランチとして獅子奮迅の活躍ができれば注目も高まっていくはずだ。
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