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スポーツ分析の最新事情!分析アプリ×AIカメラによる「映像分析」がスポーツに与える恩恵とは?

カテゴリ:高校・ユース・その他

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2022年07月22日

最適解だったパートナーシップ。さらなる快適性を追求する

今後のアップデートで追加予定の双方向でやり取りできるコミュニケーション機能のテスト 
写真提供:株式会社SPLYZA

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 4月に連係したばかりのこのサービスだが、リリース直後から多くの学校から問い合わせがあり、すでに全国大会の常連校で導入されている。

 現場でカメラの設営に同席した秦氏は「すでに『SPLYZA Teams』をご利用していた学校では、やはり撮影やアップロードの手間に悩みを持たれていました。そこで先日、『STADIUM TUBE』を実際に使っていただいたところ、こんなに簡単でいいのかという感想を頂けました(笑)。設営も5分程度でできますし、人員を割かずに録画ボタンを押すだけで撮影できるため、『撮影が楽でいい』と、高く評価してもらえました」

 撮影に課題を抱えていた『SPLYZATeams』、と、チーム単位への提供を推し進めていた『STADIUM TUBE』。両社の思惑が合致し、いわば最強の映像分析ツールが誕生したのである。

 より良いサービス提供に向け、両社はすでにアップデートも視野に入れている。

 SPLYZAの外山氏は、「現状のアウトプットのやり方だと、どうしても一方通行になりがち」と、『SPLYZA Teams』の描き込み機能の問題点を指摘。「映像を介して選手、スタッフが双方向でやり取りできるコミュニケーション機能を今夏にも搭載予定です。映像内で簡易的なミーティングもでき、選手の気づきに対して監督がアドバイスを描き込めるなどチームで使うサッカーノートのような使い方も可能になります」

 また、テスト段階でユーザーから要望が多かった匿名性、共有相手を限定する機能を導入し、学年、ポジションや立場を気にせず純粋な議論をしてもらうことが目的だ。

 一方で『STADIUM TUBE』の課題はスピード感だと言う。

「現状はアーカイブ専用のカメラなので、より早く、ライブ配信に近い形で撮影映像を観られるようなサービスを開発中です。早ければ今年中には提供できると思っています」と秦氏。

 映像処理のスピード感が高まれば、試合直後のミーティングで映像を活用することも可能になるという。
■スポーツの価値や役割をより高く価値のあるものに

 最後に両社に今後の目標を伺った。

「NTTSportictとして掲げているのは、『あなたの頑張る姿をあなたの誰かに届ける』というもの。コロナ禍の影響もあり、保護者の方が直接応援することが難しい状況にありますが、映像ならより多くの方々に『頑張る姿』を見せることができます。映像を撮る・観ることが一般化され、その先に今回のように分析にも使われれば、より浸透していくと思います。スポーツを気軽に撮って、観られる。それが当たり前となるような文化を定着させていきたいですね」(秦氏)

「僕たちは『スポーツは考える力を育む。』というテーマを掲げています。なぜなら、スポーツは正解のない問題だから。一番は、その価値観を広げていきたいですね。考える力を育み、正解のない問題に取り組むことは、この先の人生でもすごく価値のあることだと思います。『スポーツをすること=正解のない問題を考えている』という価値観が広まれば、スポーツの価値も向上するはずです。いまサッカーを頑張っている選手たちは、すでに正解のない問題に取り組んでいるのだと知ってほしいです」(外山氏)

 その手法は異なるものの、両社の想いは同じだ。映像分析はただのツールではなく、選手、その家族、スポーツに関わる人々の人生をより豊かに成長させるきっかけとな
る時代を迎えている。


取材・文:原山裕平
写真提供:株式会社SPLYZA、株式会社NTTSportict

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