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【日本代表|エリア別検証】単調なサイド攻撃は問題だが、より深刻なのは香川と岡崎の連携不足だ

カテゴリ:日本代表

五十嵐創(サッカーダイジェスト)

2015年09月04日

岡崎と香川の距離感の悪さは致命的だ。

岡崎のポストプレーが機能したのは、71分の宇佐美のシュートくらい。周囲との連動性は著しく欠けていた。(C)サッカーダイジェスト写真部

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【バイタルエリア|1トップとトップ下の関係は、整理する必要がある】
 カンボジアが徹底的に中央を固めて来たとはいえ、バイタルエリアでの崩しがなかったのは大きな反省材料だ。とりわけ、ポスト役を務める岡崎と香川の連動性の欠如は際立っていた。
 
 くさびを受けた岡崎は、ほとんどの場面で得意とは言えないターンからのシュートを狙っていた。周囲のフォローを受けられなかったために、独力でシュートに持ち込むことくらいしか選択肢がなかったのだ。
 
 仮にトップ下の香川が近い位置にいれば、状況は変わっただろう。受けたボールを一度落として、再びラインの裏を狙う。そうした岡崎らしさも見られたはずだ。
 
 とはいえ、岡崎と香川の距離感の悪さは、今に始まったことではない。1トップを任されると途端に流動性を失う前者と、攻撃が停滞するとボールサイドによってしまう後者の相性の悪さは、6月のシンガポール戦でも露になっていた。
 
 今後のアジア2次予選でも、カンボジアと同じようにゴール前を固めてくる相手は多いだろう。そうした相手に同じようなスタンスで挑んでも、同じ失敗を繰り返しかねない。
 
 選手を変えて新たな可能性を探るのか。それとも、役割を見直してコンビネーションを磨くのか。いずれにせよ、もっともゴールに近い位置でプレーする1トップとトップ下の関係は、もう少し整理する必要がある。
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