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【日本代表|エリア別検証】単調なサイド攻撃は問題だが、より深刻なのは香川と岡崎の連携不足だ

カテゴリ:日本代表

五十嵐創(サッカーダイジェスト)

2015年09月04日

左サイドの崩しには、見るべき部分もあった。

ゴールこそ奪えなかったものの、香川と上手く連携した宇佐美は可能性を感じるプレーを披露した。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト編集部)

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【左サイド|香川と宇佐美の連係向上は、数少ない好材料】
 単調だった右に比べると、後半の左サイド攻撃には見るべき部分もあった。宇佐美が出場した65分以降に、コンビネーションで崩し切る場面が見られたからだ。
 
 ボランチを経由して左サイドにボールが入ると、良いタイミングでトップ下の香川がフォロー。宇佐美の仕掛けに連動してワンツーの壁役になり、エリア内に侵入する場面を作っている。宇佐美のフィニッシュが甘く、ゴールには至らなかったが、狙いとする地上戦での崩しが機能した形だった。
 
 こうしたコンビネーションによるチャンスメイクは、日本代表の武器であるのは間違いない。ボランチの長距離砲が期待できない現状では、なおさら局面を打開できる技術レベルの高い選手の存在は貴重だ。疲れの見えたカンボジアが相手だったとはいえ、香川と宇佐美のコンビネーションが噛み合ってきたのは、この試合で見えた数少ない好材料と言えるだろう。
 
 一方で、気になるのが、先発出場した武藤の状態だ。左SBの長友とのコンビネーションプレーは皆無で(長友が冴えなかったこともあるが)、決定機に絡んだのは42分の香川へのパスくらい。逆サイドからのクロスに合わせるタイミングも悪く、中央へカットインしてミドルを放つくらいしか目立ったプレーがなかった。
 
 シュートの意識が高いのはポジティブに受け止められるが、別の言い方をすればパターンが少ないともとれる。周囲との連動よりも、個人突破の比重が高い今のプレースタイルを続けるのであれば、CFのほうが可能性は広がるかもしれない。
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