【浦和×湘南│走行距離ランキング付】明暗を分けた、ウイングバックの「走りの質」

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2015年08月17日

苦しい時こそチームを助けられる浦和のWB。湘南はいかに“危険地帯”に入り込むかが課題。

試合後、久々にサポーターとともに勝利の凱歌を歌う浦和の選手たち。浦和は年間順位で1位に返り咲いた。写真:徳原隆元

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 菊池大が語るように、相手チームが嫌がるところにこの日最も入り込んでいたのは、確かに関根だった。その関根がペナルティエリア内まで入った時に、待望のゴールも生まれている。
 
 攻撃のスタイルの熟成度を高めてきた両チームの対戦は、浦和に軍配が上がった。
 
 時には5トップに、時には5バックになるのが、3-4-2-1システムの特色であるが、今回、両監督の評価が分かれた一戦は、WBの走りの質という決して華やかではないところに、雌雄を決した要因があったと言っても良いかもしれない。
 
 浦和は“苦しい時こそチームを助けられる”“必ず求められる最低限の仕事はする”という宇賀神、関根(それに梅崎)というWBの存在価値を改めて証明した。一方、湘南はWBがいかに相手の“危険地帯”に入り込むかが上位進出に向けた課題になりそうだ。
 
 
7節・浦和-湘南│    
浦和の総走行距離ランキング
順位 名前 出場時間 総走行距離(㌔㍍)
1 関根貴大 90 10.70
2 阿部勇樹 90 10.62
3 梅崎 司 90 10.61
4 武藤雄樹 90 10.57
5 柏木陽介 88 10.10
6 森脇良太 90 9.78
7 那須大亮 90 9.75
8 槙野智章 90 9.65
9 宇賀神友弥 78 8.73
10 興梠慎三 68 7.02
11 西川周作 90 5.44
12 ズラタン 22 3.15
13 青木拓矢 12 2.16
14 李 忠成 2 0.71
  チーム合計   108.98
       
湘南の総走行距離ランキング
順位 名前 出場時間 総走行距離(㌔㍍)
1 菊地俊介 90 11.84
2 菊池大介 90 11.53
3 高山 薫 90 11.33
4 石川俊輝 90 10.48
5 遠藤 航 90 10.05
6 三竿雄斗 90 10.03
7 大槻周平 76 9.72
8 アンドレ・バイア 90 9.04
9 永木亮太 76 9.02
10 古林将太 64 7.53
11 秋本陽太 90 5.07
12 藤田祥史 26 3.75
13 可児壮隆 14 2.50
14 山田直輝 14 2.36
  チーム合計   114.23
  ※Jリーグ発表

 
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