超先取り!【リオ五輪で輝くスター候補生FILE】U-21欧州選手権を彩った俊英たち

カテゴリ:国際大会

中野吉之伴

2015年07月03日

リオ五輪には出場しないが、イングランドとイタリアの俊英も好印象を。

持ち前の突破力を遺憾なく発揮したベラルディ。五輪出場は逃したが、鮮烈な印象を残した。 (C) Getty Images

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 ここからは、リオ五輪には出場しないが、鮮烈な印象を残したその他の俊英を紹介しよう。
 
ハリー・ケイン(FW/イングランド)A代表歴あり
└彷彿とさせるのは――ロベルト・レバンドフスキ
└最大の武器は――どんな状態からでもゴールを射抜くシュート精度
└改善すべきは――悪い流れの時のプレー
 
 どんな状況からでもゴールを狙えるのが持ち味だが、単独で勝負をしたがる選手が多いイングランドの中ではあまりチャンスに絡めなかった。それでもボールを持った際のシュートに向かう動きは秀逸だった。

【写真でチェック!】リオ五輪で輝くスター候補生FILE
 
ドメニコ・ベラルディ(MF/イタリア)A代表歴あり
└彷彿とさせるのは――アリエン・ロッベン
└最大の武器は――カットインのドリブル、左足でのシュート
└改善すべきは――安定感
 
 機能的なイタリアの攻撃を支えたのが、このアタッカーの突破力。スピードだけではなく、リズムを変えながら相手の裏を取り、自分の得意な体勢に持ち込むことができる。シュートだけではなく、絶妙なパスでチャンスを演出した。
 
ヤン・クリメント(MF/チェコ)
└彷彿とさせるのは――ゴンサロ・イグアイン
└最大の武器は――裏への抜け出し、エリア内でのポジショニング
└改善すべきは――相手を背負った時のプレー
 
 タイミングよく裏へ抜け出して起点を作り、ペナルティエリア内では常にこぼれ球を狙い、抜け目なくゴールを量産。シュート精度も高かった。グループリーグで敗れ去ったが得点王に輝いた。
 
取材・文:中野吉之伴
 
中野吉之伴(なかの・きちのすけ)/1977年生まれ。ドイツ・サッカー連盟公認A級ライセンス保持者(UEFA-Aレベル相当)で、現在は4部リーグに所属するFCアウゲンU-19監督を務める。育成のエキスパートになるため、大学卒業後に渡独。生活に密着しているドイツ・サッカーの奥深さを日本に還元することをテーマとし、体罰や偏見なく、だれでもサッカーが生涯楽しめる社会になることを夢見ている。最近は執筆業にも精力的に力を注ぐ。
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