「自分が頑張ってチームを助けられるプレーができたら、最高です」
――塩越選手は今、女子サッカー界のアイコンともいえる存在になっていると思います。ピッチ外では一般誌に登場するなど、活躍の場が広がっていますね。
初めての一般誌の取材は、以前から話を頂いていたんですが、コロナ禍もあり、撮影や取材がなかなか実現しなかったんです。東京オリンピック前に実現したのは、タイミングが良かったなと思っています。
いろいろな反響も頂いていて、サッカーと離れた媒体で「女子サッカー選手を初めて見た」という方もけっこういらっしゃったみたいです。サッカー場で自分のプレーを見てファンになってくれる方だけではなく、雑誌で「こんな選手がいるんだ」と気づいてくださる方にも、女子サッカーへ興味を持つ入口になれば嬉しいです。そして実際に試合を見て、女子サッカーの面白さに気づいてもらえたら良いなと思います。
最近はSNS のフォロワーもすごく増えました。SNSを活用して、女子サッカーに興味を持ってもらえるきっかけができたら嬉しいですね。
――東京オリンピックが終わり、WEリーグが開幕しました。浦和にとっての開幕戦は、日テレ・東京ヴェルディベレーザとのタイトルホルダー対決でした。その大一番でも、塩越選手が決勝ゴールを決めましたね(88分に勝ち越し弾を決め2-1で勝利)。
どちらが勝ってもおかしくない試合でした。お互いに攻め急ぐこともなく「自分たちのサッカーをやり抜こう」としながら、締まった展開が続いていて……。その中で、あの時間帯にゴールを決められたのは、率直に嬉しかったです。
――残り少ない時間帯で密集からターンをして振り向きざまのシュート。映像で見返してもスーパーなプレーでした。
自分でも少しびっくりしました(笑)。普段のシュート練習から感覚がとても良かったんです。シーズン前からシュート練習を増やしてきていたので、しっかり決めることができて良かったです。
――今シーズンの塩越選手には、ゴールも、これまで以上に強く求められているかと思います。心構えはいかがですか?
今年の目標として、「点をとれる選手になりたい」と考えていて、それを開幕戦で実行できたことは良かったです。継続していきたいですし、これからもっと厳しい試合があると思うので、そこでチームを助けられる選手になりたいです。誰がゴールを決めても、チームが勝てたらいいのですが、皆がしんどいところで、自分が頑張ってチームを助けられるプレーができたら、最高ですね。
――楠瀬直木監督が就任した今シーズンも、ここまで5試合を終えて4勝1敗と好位置につけています。今のレッズの強さの秘密は?
昨シーズンからメンバーがそんなに変わってないことは、他のチームと比べての強みのひとつです。去年まで積み上げてきたものをさらに磨き上げてきたことが、結果に表われていると思います。
――11月に入ってからのホーム2連戦は、INAC神戸レオネッサ、マイナビ仙台レディースとなります。この2試合に向けての抱負をお聞かせください。
神戸との直接対決をホームで戦えるということは、自分たちにとってとても有難いです。マイナビ仙台戦も同様なので、ここで2連勝出来たら、チームが勢いづくこと間違いなし。気合が入っています。ただ、結果だけではなくて、しっかりと自分たちがやりたいサッカーを見つめ直し、全員で同じ方向を向いて戦うことができたら、勝利を掴み取れると信じています。
《後編に続く》
初めての一般誌の取材は、以前から話を頂いていたんですが、コロナ禍もあり、撮影や取材がなかなか実現しなかったんです。東京オリンピック前に実現したのは、タイミングが良かったなと思っています。
いろいろな反響も頂いていて、サッカーと離れた媒体で「女子サッカー選手を初めて見た」という方もけっこういらっしゃったみたいです。サッカー場で自分のプレーを見てファンになってくれる方だけではなく、雑誌で「こんな選手がいるんだ」と気づいてくださる方にも、女子サッカーへ興味を持つ入口になれば嬉しいです。そして実際に試合を見て、女子サッカーの面白さに気づいてもらえたら良いなと思います。
最近はSNS のフォロワーもすごく増えました。SNSを活用して、女子サッカーに興味を持ってもらえるきっかけができたら嬉しいですね。
――東京オリンピックが終わり、WEリーグが開幕しました。浦和にとっての開幕戦は、日テレ・東京ヴェルディベレーザとのタイトルホルダー対決でした。その大一番でも、塩越選手が決勝ゴールを決めましたね(88分に勝ち越し弾を決め2-1で勝利)。
どちらが勝ってもおかしくない試合でした。お互いに攻め急ぐこともなく「自分たちのサッカーをやり抜こう」としながら、締まった展開が続いていて……。その中で、あの時間帯にゴールを決められたのは、率直に嬉しかったです。
――残り少ない時間帯で密集からターンをして振り向きざまのシュート。映像で見返してもスーパーなプレーでした。
自分でも少しびっくりしました(笑)。普段のシュート練習から感覚がとても良かったんです。シーズン前からシュート練習を増やしてきていたので、しっかり決めることができて良かったです。
――今シーズンの塩越選手には、ゴールも、これまで以上に強く求められているかと思います。心構えはいかがですか?
今年の目標として、「点をとれる選手になりたい」と考えていて、それを開幕戦で実行できたことは良かったです。継続していきたいですし、これからもっと厳しい試合があると思うので、そこでチームを助けられる選手になりたいです。誰がゴールを決めても、チームが勝てたらいいのですが、皆がしんどいところで、自分が頑張ってチームを助けられるプレーができたら、最高ですね。
――楠瀬直木監督が就任した今シーズンも、ここまで5試合を終えて4勝1敗と好位置につけています。今のレッズの強さの秘密は?
昨シーズンからメンバーがそんなに変わってないことは、他のチームと比べての強みのひとつです。去年まで積み上げてきたものをさらに磨き上げてきたことが、結果に表われていると思います。
――11月に入ってからのホーム2連戦は、INAC神戸レオネッサ、マイナビ仙台レディースとなります。この2試合に向けての抱負をお聞かせください。
神戸との直接対決をホームで戦えるということは、自分たちにとってとても有難いです。マイナビ仙台戦も同様なので、ここで2連勝出来たら、チームが勢いづくこと間違いなし。気合が入っています。ただ、結果だけではなくて、しっかりと自分たちがやりたいサッカーを見つめ直し、全員で同じ方向を向いて戦うことができたら、勝利を掴み取れると信じています。
《後編に続く》