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【なでしこサッカー新時代】第6回 塩越柚歩(前編)|「東京オリンピックでは、世界のスピード、強さを感じた」

カテゴリ:女子サッカー

西森彰

2021年10月31日

「世界はイメージしている以上にすごかった」

今夏、五輪の舞台を経験。世界基準のスピード、強度にさらなるレベルアップの必要性も痛感した。(C)Getty Images

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――年が明けてからは、なでしこジャパンの厳しい競争に勝ち抜き、オリンピックという舞台も経験されましたね。

 なでしこジャパンに初めて招集されたのが昨年の秋ぐらいでした。それまでは、日本代表で試合に出るなんて全く想像もしていませんでした。その後、オリンピックへ向けた合宿に参加していましたが、「いつもギリギリのところで選んでもらっているのだろうな」と感じていて、自信はありませんでした。最終メンバーに選んでもらえた時には、自分が一番、びっくりしました。

――オリンピックのメンバーに入り、本番でカナダ戦、イギリス戦と2試合に出場。世界大会に参加し、肌で感じたことがあれば、教えてください。

 フル代表レベルでの世界大会というのは初めてでした。スピードや、フィジカルの強さは、イメージしている以上に凄かったです。日本はパスサッカーで制し、ゴールを奪うという強みはありますが、守備の部分では、ひとりで突っ込んで奪い切るのが難しかったです。

 チームとして組織的に守ってボールを奪いに行こうという意図はありました。ただ、世界のレベルも上がっているので、簡単にかわされてしまったり、強さの部分で奪いきれなかったりしました。実際にやってみて、相手の速さ、強さを感じました。

――2戦目のイギリス戦で、交代直前にターンからチャンスを演出したシーンなど、特長を出せた部分もあったのではないでしょうか。

 そのプレーは、自分でもすごく覚えています。守備に追われる時間が長い分、なかなか自分たちの攻撃をさせてもらえなかったなか、「あ、ここは抜ける」とか、「ここはターンできる」と感じられた瞬間があったのは確かです。自分自身の力と、チームの力を高めていくことで、もっとできるようになるのかもしれない、という手応えはありました。

――その後の3戦目、4戦目で出場機会がなかったのは、外から見ている私たちも残念でした。大会全体を踏まえて、塩越さん個人として感じたことをお聞かせください。

 日本らしいパスサッカーという部分では、もっと質を求めていかなければいけないなと思いました。そして、日本の強みを出すにあたっては、スピード、フィジカル面で選手の一人ひとりが、もう一段階レベルを上げていかなければいけないのかなと……。私自身も、状況判断や守備面での強化を進めることができたら、もっとプレーを楽しめるようになる気がします。
 
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