代表チームなら監督が明確な方針を定め、誰が出ても同じようにタスクを遂行できる体制であるべき

オーストラリア戦では、これまでの4-2-3-1から4-3-3へ変更する采配も見せた。2敗を経て采配にも柔軟性が生まれつつあるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)
Q2 森保監督は11月以降も続投か、それとも解任すべき?
A 続投
即座に解任するべきかと言えばNOだ。最大の理由は、次期監督は慎重に最適任者を選び出すべきだからだ。巷間伝わる候補リストが全て核心を突いているとは思えないが、拙速人事は事態を悪化させる。
ただし現体制に様々な点で限界が見えていることも事実だ。森保一監督は、常々繰り返しているコンセプトを浸透させたのかもしれない。だが反面、欧州で戦い指揮官以上に濃密な経験値を持つ選手たちが、言われたからそれを実践しているとも思えない。
A 続投
即座に解任するべきかと言えばNOだ。最大の理由は、次期監督は慎重に最適任者を選び出すべきだからだ。巷間伝わる候補リストが全て核心を突いているとは思えないが、拙速人事は事態を悪化させる。
ただし現体制に様々な点で限界が見えていることも事実だ。森保一監督は、常々繰り返しているコンセプトを浸透させたのかもしれない。だが反面、欧州で戦い指揮官以上に濃密な経験値を持つ選手たちが、言われたからそれを実践しているとも思えない。
一方でプレスのかけ方、ボールの回し方などの細部は、選手たちがピッチ上の話し合いで詰めている様子が伝わって来る。もちろん自主性を促す活動は、成長過程では必要だ。しかし活動時間が限られた代表チームで、このやり方が適しているとは思えない。主力選手たちは「監督ともしっかりと話している」と言うが、やはり代表チームなら監督が明確な方針を定め、チーム内の誰が出ても同じようにタスクを遂行できる体制であるべきだ。同じ絵を共有できるのが選手同士の労作では、早晩限界が来る。
しかし表出している現象は、当然森保監督だけに起因するわけではない。日本代表は、さらに門戸を広げて優秀なスタッフを募り、最良のチーム作りを考えていくべきだと思う。
文●加部 究(スポーツライター)
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