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【W杯最終予選|10月シリーズ推奨メンバー】久保、古橋、伊東を欠くサウジ戦…懸念される2列目の陣容は?

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年09月28日

FWにはオナイウのほかに隠し玉を加えたい

岡崎は新天地のカルタヘナでルーゴ戦に先発。PK奪取の活躍を見せた。(C) Getty Images

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 9月シリーズで再びクローズアップされた絶対的1トップ・大迫勇也(神戸)の代役問題も確実に手を付けるべき点。前回追加招集だったオナイウ阿道(トゥールーズ)を呼ぶのは当然の判断だ。目下、フランス2部でブレイク中の彼ならチームを大いに活性化できるはずだ。
 
 そしてもう1枚、岡崎慎司(カルタヘナ)というサプライズの隠し玉も加えたい。新天地先発だった18日のルーゴ戦でいきなりPKを奪取し、先制点をお膳立てするなど、鋭い飛び出しは健在。苦境の時こそ、ベテランの力が役に立つのだ。

 実際、2018年ロシアW杯最終予選の山場だった2017年3月のUAE戦(アルアイン)でも、川島永嗣(ストラスブール)と今野泰幸(磐田)の両ベテランが底力を発揮。チームの停滞感を打ち破っている。そういった働きを岡崎に期待していいのではないか。彼は2019年コパアメリカ(ブラジル)にも参戦していて、チーム適応も問題ない。攻撃バリエーションを広げる意味でもぜひ入れておきたい。

 今回は中東→日本の2連戦。オマーン戦でコンディショニングの失敗を犯したことを考えると、選手の移動負担は極力減らしたいところ。植田、三笘、岡崎はサウジ戦限定にして欧州に戻し、日本で酒井宏樹(浦和)、伊東、前田大然(横浜)の3枚を待機させておくのがベター。酒井宏樹は疲労が懸念されるうえ、25日のFC東京戦で負傷。やはり大事を取った方がいい。

 本来なら、大迫、長友佑都(FC東京)や権田修一(清水)も日本に残して調整させたいところだが、アウェームード一色のジェッダでのサウジ戦を大迫、長友抜きで戦うのはリスクが高い。彼らはハードなスケジュールを強いられるが、これまでの経験値を駆使して、修羅場を乗り切ってもらうしかない。

 いずれにしても、今回は先手必勝。誰が日本を勝利に導くゴールを奪うかが最重要ポイントになる。南野や鎌田、堂安といったW杯未経験者が結果を出してくれれば、「厳しい最終予選を戦いながらの若返りとチーム底上げ」が見えてくる。10月シリーズは彼らの真価が問われる2連戦になる。強い覚悟で挑んでほしいものだ。

文●元川悦子(フリーライター)
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