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【2015インターハイ】代表校レポート|全国屈指の選手層と例年にない団結力で流経大柏が日本一を目指す

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2015年06月25日

熾烈な競争によって全国大会の布陣はまったく読めない。

予選準決勝、決勝で勝利を引き寄せるゴールを決めた兼田。全国では得点王を狙うと意気込む。写真:田中研治

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 戦力面では、激しいレギュラー争いのなかで磨き抜かれた個性が少しずつ出現しつつある。同年代の他チームと比較しても十分な戦力を誇るが、絶対的なレギュラーは1年時から出場している本村のみ。

 本田裕一郎監督は「FWがいないのでポジションを変えたらMFの松本雅也が良くなってきた。他に、スピードのある1年生も使いたい。どんどん良い選手が出て来るので、ポジションも変えている」と競争を煽り続け、粒揃いのチームから前線、中盤にも大黒柱が出現することを期待している。
 
 プレミアリーグEASTでは、アンカーを配した4-1-4-1が定着したが、インターハイ予選ではハイボールのセカンド対策に2ボランチを併用。県予選前には3バックも試した。選手の配置も松本のみならず、左SBで攻撃力を見せていた栗島健太をボランチで起用するなどテストを続けている。
 
 県予選では、FW兼田晏音睦が準決勝と市立船橋との決勝と、2試合連続で決勝点を挙げる活躍を見せた。中盤でパスを引き出す動きには定評があった兼田だが、「それだけでは今後は通用しないとスタッフに言われて、二度目の動き出しを意識するようになった。今は、一度渡したボール(が前に運ばれたところ)をスプリントで追い越す動きをしている。今年になって、ゴールへの意欲も強まった。ゴールを決めてチームを救える選手、『流経と言えば兼田』と言われる存在になりたい。全国では得点王を狙いたい」と話すほどに変貌を遂げた。
 
 3月には親善大会のイギョラ杯で大会MVPとなった木村稜斗らも得意の抜け出しとゴール前の嗅覚を見せ、存在をアピールしている。競争は熾烈だ。
 
 チームの目標は日本一。本田監督がもたらす刺激と、主将の菅原が生み出す団結力で、流経大柏のエネルギーは濃度を増していく。夏の競争を経て、全国大会にどのような布陣で誰の名前が並ぶのか。いずれにせよ、そこにたくましさを増したチームの姿があることは間違いないだろう。
 
取材・文:平野貴也

分厚い選手層を誇る流経大柏で、DF本村は1年時から出場。習志野戦では「チャレンジャー精神で挑んだ」と明かす。

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