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なでしこジャパン高倉麻子監督の退任が発表。就任から約5年間、「日本の良さは何かを模索する日々だった」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年08月27日

「積み上げてきたものを信じて、前に進んでいくことが大事」

東京五輪の準々決勝スウェーデン戦が最後のゲームに。1-3で敗れたが、「日本らしいサッカーはできた」と振り返る。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 メダル獲得が期待された東京五輪はベスト8で敗退。1-3で敗れた準々決勝のスウェーデン戦が最後のゲームとなった。

「最後のスウェーデン戦、力的には一番勢いのあったチームだと思いますけど、そのチームに対して、日本らしいサッカーはできたかなと思いますし、早い時間帯にまた課題であるところで失点はありましたけども、勇気を持って最後まで戦ってくれたと思います。

 私が考えてきた日本の技術だったり、戦術理解だったり、献身性や持久、アジリティのところで、丁寧にサッカーをやっていく、相手の布陣を壊すのではなく、自分たちがサッカーを作っていくというところでは、いいチャレンジができたかなと思います」
 
 世代交代など難しいミッションにも取り組みながら、日本の女子サッカーの歴史を紡いだ指揮官は、今後のさらなる発展を願ってやまない。

「課題は、どの時代にも、どのチームにもあると思います。この結果が決して良かったわけではないことで、すべてを否定するのではなくて、積み上げてきたものを自分たちで信じて、またしっかり立ち上がって、前に進んでいくことが大事だと思います。

 リーグとともに歩んできた、一緒に両輪で歩んできた時間だと思いますけど、この先またWEリーグが始まりますし、選手もプロとなって、より多くの時間を選手として使えると思うので、一選手として、ひとりの女性としても、ひとりの人間としても、素晴らしい時間を過ごしていってほしいことを心から願っています。女子サッカーのますますの飛躍と発展を、自分自身も望みながら、過ごしていきたいと思います」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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