• トップ
  • ニュース一覧
  • 「日本のことは誰の記憶にも残らない」久保建英の言葉にスペイン人記者が感じた、東京五輪世代の可能性

「日本のことは誰の記憶にも残らない」久保建英の言葉にスペイン人記者が感じた、東京五輪世代の可能性

カテゴリ:国際大会

セルヒオ・サントス

2021年08月05日

久保がスペイン・メディアだけに語った言葉

この吉田らオーバーエイジ3人のパフォーマンスをS・サントス記者も評価した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

画像を見る

 なかでも印象に残ったのが、「これで一面は全てスペインだ。日本のことは誰の記憶にも残らない」という言葉だ。

 敗戦から何を学ぶかが重要だ。サッカーにおいても、頂点を取る者は必ずと言っていいほど過去にいくつかの大きな挫折を経験している。タケも今回の結果に満足せずに、今後も高みを目指して努力し続けていくだろう。そして数年後のビッグトーナメントで、今度は彼が一面を飾っている――。わたしにはその姿が見えるようでもあった。
 
 ただ、だからこそタケにとっても、日本にとっても6日のメキシコ戦が重要になってくる。ここでメダルという結果を手にすることができれば、来年開催されるカタール・ワールドカップに向けて大きな弾みになるが、逆に負けてしまえばそのショックが今後に尾を引かないとも限らない。

 この東京五輪世代は大きなポテンシャルを秘めている。それこそ日本サッカーにとって未知のステージに到達することも可能だろう。その明るい将来に向けて力強く第一歩を踏み出すためにも、結果が求められる状況でメダルを獲得できるか。メキシコ戦は日本の勝者のメンタリティが問われる一戦となる。

文●セルヒオ・サントス(アス紙スペイン五輪代表番)
翻訳●下村正幸
 
【関連記事】
敗戦に呆然と座り込んだ久保建英にそっと駆け寄り…2人のスペイン代表が見せた気遣い【東京五輪】
日本では考えられない? スペイン監督の会見後に始まった“深夜の撮影会”【東京五輪】
【セルジオ越後】最後の最後に吉田を上げるという選択…日本は10年前の岡田ジャパンから同じ問題を引きずっているよ/東京五輪
懸念される燃え尽き症候群。メキシコとの3位決定戦の意義はあるのか【東京五輪/編集長コラム】
「限界を超えた批判がある」一振りで日本を沈めたアセンシオ、戦いの裏での壮絶な苦悩を明かす【東京五輪】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ