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いい守備がいい攻撃を作る――。試合中に破綻したディフェンスを立て直すには?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

カテゴリ:連載・コラム

小宮良之

2021年07月31日

“攻撃こそ防御なり”の発想でてこ入れしたが…

 ポルトガルは後半から右サイドにレナト・サンチェスを投入し、てこ入れした。ボールポゼッションを高める“攻撃こそ防御なり”の発想だったか。しかし相手にペースを握られたまま、守備の破綻は大きくなるばかり。50分、右から左への展開でゴセンスの折り返しをカイ・ハベルツに決められ、さらに1-3とリードを許す。

 こうなると、ポルトガルは攻撃に打って出るしかない。ボランチに代えてFWのラファ・シウバを投入し、右のレナト・サンチェスをボランチに動かしたが、守備崩壊は誰の目にも歴然となる。15分にも右クロスをフリーでゴセンスにヘディングを叩き込まれ、ラファ・シウバはゴセンスの側で見守るだけだった。

 その後、ポルトガルは敵陣でFKを奪うと、1点を返した。それは攻撃姿勢が実ったが…。

<いい守備が、いい攻撃を作る>

 やはり、サッカーの真理に従うべきだ。

文●小宮良之

【著者プロフィール】
こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月に『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たし、2020年12月には新作『氷上のフェニックス』が上梓された。
 

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