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代表デビューから2年…久保建英、本格ブレイクか伸び悩みか? スペイン戦、そして五輪本大会で問われる真価

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年07月17日

キャプテン吉田からは「決定的な仕事ができる選手になってほしい」と辛口の注文も

キャプテンの吉田も久保に大きな期待を寄せる。「決定的な仕事をしてほしい」と注文をつけた(写真は2019年)。写真:サッカーダイジェスト

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 森保監督は「彼の進化は代表活動を通して感じている。厳しい競争を勝ち抜くという覚悟が備わってきた」と近年の成長に手応えを掴んでいる様子。しかしながら、欧州組だけで挑んだ2020年10・11月の4試合では目立った働きができたとは言えない。目下、A代表の絶対的主力となっている南野拓実(リバプール)や鎌田大地(フランクフルト)に比べるとゴールに直結する役割という部分で物足りなさも感じさせており、まだまだジョーカー的な立場から抜け出せていないのが実情ではないか。

 今年6月シリーズでU-24代表の一員としてA代表に挑んだ時も、個の打開力を積極果敢に押し出したものの、どこか空回りしている印象は拭えず、周囲の面々の力を引き出す黒子の働きも少なかった。
 
「律(堂安=PSV)含めて、彼らには決定的な仕事ができる選手になってほしい。本田(圭佑)さんはここぞという時の力を出す能力に非常に長けていた」と吉田が辛口の注文をつけたように、今回のスペイン戦と五輪本大会では勝負を決定づける存在にならなければいない。そこは肝に銘じるべきだ。

 フィニッシャー的要素は堂安の方が上だろうが、久保は久保で得点に絡む明確な仕事を着実に遂行する必要がある。12日のU-24ホンジュラス戦(大阪)では、吉田の先制弾をお膳立てする浮き球のFKを蹴り、非凡なセンスを示したが、スペイン相手にそういったパフォーマンスを随所に見せてくれれば、期待感はグッと高まる。そのうえで、東京五輪金メダルという勲章を手中にできれば、A代表の絶対的主力の地位にも一気に近づく。

「スペインは互角以上の相手だと思いますし、押し込まれる展開も増えてくる。そういう中で自分個人として何ができるかをもう一度、確かめたい」と本人も強調したように、オーバーエージ(OA)3人が加わった状態で主導権を握られるであろう一戦は今回が初めてだ。となれば、攻撃陣も前からのプレッシングやハードワークがこれまで以上に強く求められる。守備負担が大きく、体力的消耗度の高い状況下で、久保は数少ないチャンスを作り出すという重要タスクを担うことになる。
 
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