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【韓国メディアの視点】ACLの敗因に経営状況の悪化を指摘。Jクラブの経営手法に賞賛の声も

カテゴリ:Jリーグ

慎武宏

2015年06月02日

Jクラブの効率的な投資にクラブビジョン、自前選手の育成について紹介。

元鳥栖監督のユン・ジョンファン監督(現蔚山現代)は、柏を引き合いに出してクラブとしてのビジョンの描き方をKリーグ勢は参考にすべきだと語る。(C) SOCCER DIGEST

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 まずひとつ目は、効率的な投資である。『スポーツ京郷』は、昨季までサガン鳥栖を率いた蔚山現代のユン・ジョンファン監督のこんな言葉を紹介している。
「日本も不況で予算が削減され厳しい状況にあるが、必要なところには投資をする。最近、韓国にはレベルの高い外国人選手が見当たらないが、日本は優れた外国人選手に対しては惜しまず財布を開く」
 
 また、03年から柏ユースを指導し、今季からトップチームの監督になった柏レイソルの吉田達磨監督を引き合いに出しながら、最低10年以上のグランドデザインを持ってクラブ経営していることも評価。「監督が替わったとしてもサッカーのカラーが変わらないのがJリーグの特長。我々もそういう部分は参考にすべき」とユン・ジョンファン監督も同調している。
 
 そして、もうひとつは自前の選手を育成強化していることだ。
「Jリーグが成績を出せる秘訣に、低費用・高効率の代名詞であるユース・システムの存在も外せない。大金を必要とする外部からの選手獲得よりも、自前で育てた選手でチームを構成している」
 このように解説し、G大阪の宇佐美貴史などを成功モデルとして紹介していたことが印象的だった。
 
 いずれにしても、3チームが今季のACLで敗退したことにより、一気にトーンダウン気味のKリーグ勢。最後の望みとなった全北現代に期待を寄せるが、果たして……。 
 
文:慎 武宏(スポーツライター)
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