「責任を負わせることでより成長をしてくれると思う」と藤島監督も期待する10番荒井
矢板中央戦でのプリンス初ゴールから、一気にゴール数を3に増やした小田は、試合を追うごとにコンディションが上がっているのが分かる。空中戦の強さとスピードを併せ持ち、ポストプレーと裏抜けをバランス良く駆使してゴールにアプローチしていく。U-16日本代表にも選ばれるなど、成長著しい彼が結果を出してきているのは、チームにとって大きな追い風だ。
そして新10番の荒井は、「最初は平原さんが10番をつけると思っていたので驚いた」と戸惑いを見せたが、今ではその番号に恥じないプレーを見せている。
そして新10番の荒井は、「最初は平原さんが10番をつけると思っていたので驚いた」と戸惑いを見せたが、今ではその番号に恥じないプレーを見せている。
もともとはサイドが主戦場だが、よりプレッシャーが激しく、スペースもない場所でどう輝けるかを日々模索しながら、何度もドリブルやチャレンジパスをトライする姿がこの試合でもあった。成功率はまだ本人が望むものではないが、その探究心こそ、「悠汰はサッカーに対してどこまでも貪欲。より責任を負わせることでより成長をしてくれると思う」と、藤島崇之監督が彼に10番を託した所以でもある。
成長真っ只中にある前線の2人のタレントがより強固な結びつきを見せた時、チームはさらに1ランク上のステージに入っていくだろう。現時点でも全国的に見てもトップクラスにある昌平のサッカー。その伸びしろの大きな一端を、彼らが握っていると言っても過言ではない。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【PHOTO】2021年の高校サッカー界を彩る主な注目株を写真でチェック!~関東編
成長真っ只中にある前線の2人のタレントがより強固な結びつきを見せた時、チームはさらに1ランク上のステージに入っていくだろう。現時点でも全国的に見てもトップクラスにある昌平のサッカー。その伸びしろの大きな一端を、彼らが握っていると言っても過言ではない。
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