• トップ
  • ニュース一覧
  • キャスパー・ユンカー、ノルウェー時代のプレー&人物像に迫る! 現地記者に訊いたピッチ内外での“最大の武器”とは?

キャスパー・ユンカー、ノルウェー時代のプレー&人物像に迫る! 現地記者に訊いたピッチ内外での“最大の武器”とは?

カテゴリ:Jリーグ

鈴木肇

2021年06月03日

「必要とあれば両サイドでプレーすることも可能」

決定力だけでなく、“スピード”も強みだとユンカーは語る。今後はサイドアタッカーとしてのプレーの可能性も? 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 次に「スピード」について。ユンカーの主戦場はセンターフォワードではあるが、ボーデ・グリムト時代を含めたこれまでのキャリアでは、サイドハーフとウイングのポジションも経験したことがある。サイドアタッカーとしてのユンカーについて、トレセン氏はこう話す。

「(昨年10月に行われた)本拠地でのミョンダーレン戦で、右ウイングのフィリップ・ツィンカーナーゲル(現・ワトフォード)の負傷離脱により、ユンカーが代わりにこのポジションに入りました。その試合はボーデ・グリムトが2-0で勝利を収めたのですが、2得点を叩き出したのがユンカーでした(うち1得点はPK)。彼にとって最適なポジションは間違いなくセンターフォワードですが、必要とあれば両サイドでプレーすることも可能なのです」

 ユンカーは浦和加入時の会見で、得意なプレーやゴールパターンについて次のように語っていた。

「自分の強みはスピードとペナルティエリア内でのポジショニングだと思います。また、左足でのシュートは得意だと思っています。そして自分でゴールを取るだけではなく、ほかの選手へのアシストもできますので、ゴールを取りながら、アシストをしながらチームに貢献したいと思っています」
 
 ユンカーがペナルティエリア内で仕事をするタイプの選手であることは間違いないが、浦和のチーム事情によっては、快速を生かしたサイドからの駆け上がりで味方の得点をお膳立てする姿もこの先見られるかもしれない。

 最後は「知性」。これこそがユンカーの最大の武器だろう。相手の死角を突いて一瞬でディフェンスを外す動きなどから分かるように、頭脳で勝負するストライカーだ。そんな彼の特長は、プレーのみならずピッチ外でも表れている。

 先月28日、浦和のリカルド・ロドリゲス監督が他メディアによる取材で「彼(ユンカー)は特定の選手だけでなく、いろんな選手と良い関係性が作れている。日本語に関しては、自分より話せる」とコメントしてファンを驚かせた。そしてユンカー自身、5月中旬に行なわれたデンマークメディア「bold.dk」のインタビューで、入国後にJヴィレッジで隔離生活を送っていたときから日本語の勉強を開始していたことを明らかにしている。

 ユンカーは日本語を学んでいる理由について、「日本の選手には英語を話せる人がいないんだ。だけど自分としては日本の文化を尊重したい。ここで成功するためには何でもするということを示したいんだ。そういうことは大事だと思う」とコメントしている。
 
【関連記事】
「神様、仏様、ユン様!」「化け物だ!」浦和、FWキャスパー・ユンカーの4戦連発弾にファン大興奮!
「一晩中嘔吐していた」浦和の“新プリンス”ユンカー、欧州メディアに入団までの紆余曲折を明かす
「こんなところでもユンカー効果!」フラッグショップでデンマーク国旗の注文が急増!「浦和サポおそるべし」
小野伸二、愛犬との“1対1”で股抜き失敗も満面の笑み!「楽しそうな動画に癒されます」
【A代表戦のスタメン予想】OAが加わった新布陣に注目! 久保、堂安、三笘が2列目で初の“揃い踏み”か

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 完全保存版!
    11月9日発売
    ルヴァンカップ制覇!!
    名古屋グランパス
    クラブ一丸で成し遂げた
    万感の王座への帰還
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 新生ブルーズを大特集
    11月7日発売
    欧州最高のポテンシャル
    チェルシー
    超逸材とともに
    新生ブルーズの進撃始まる!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ