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【指揮官コラム】チェンマイFC監督 三浦泰年の『情熱地泰』|チェンマイで感じる「人間」の素晴らしさ

カテゴリ:特集

サッカーダイジェスト編集部

2015年05月12日

人と人の間にできる(ま)にこそ、引き付けられる「なにか」がある。

「人間」関係は、チームを率いるうえでも重要なもの。このチェンマイで三浦監督も人と人との結び付きを強く実感している。(C) SOCCER DIGEST

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 そこで一言
「人の間(あいだ)と書いて人間」
 
 人を「人」のほかに、「人間」と呼ぶのは日本人だけらしい。これは、フランスから来た大学教授が日本を勉強するなかで発見し、大いに興味を抱いたという話を聞いたことがある。
 
 まさしく、人はひとりでは生きていけない。人と人の間にあるものから、人はたくさんのことを学び、感じながら生きていく。だから「人間」なのだ。この「間」に生まれるものが、思いやりや親切心であったり、信頼関係といった人と人との関係であったりする。
 
 人と話した時に、この間(ま)こそが人を引き付けるなにか、なのだと思う。僕がいま、チェンマイで感じているのはまさに、その人と人の間にできる(ま)だろう。チェンマイの人々は決して名前だけでなく、目の前に起きていることをしっかり見て、聞いて、感じて言葉を使う。
 
 もちろん、逆の場合もある。社会を生きていくには打算や疑いの目だったり、違和感であったり、裏切り、憎しみといった、そんなネガティブな空気感もまた「人間」について回るものだろう。
 
 この年になって共感し合えたり、価値観が近かったり、話が合う関係になれたりすることは本当にラッキーだと思わなければいけない。このチェンマイで、もっとたくさんの人たちとサッカーを通して知り合っていきたい。
 
 チェンマイは人の本質である「人間」の素晴らしさに溢れた場所だと僕は感じている。オフの間、少しタイ、チェンマイを離れてみて、また新しいなにかを感じられればと思っている。
 
2015年5月11日
三浦泰年
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