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指揮官は「現時点での最大出力」を強調。今やるべきことを徹底しながら、アビスパは理想の地へと邁進する

カテゴリ:Jリーグ

中倉一志

2021年05月02日

「やるべきことを一歩ずつ踏みしめて」理想へと向かって走り続ける

13試合を消化して、5勝4分4敗の勝点19の7位。長谷部監督は「良い方向に回っていると思う」と手応えを語る。写真:滝川敏之

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 しかし、やり方に選手を縛ることはしない。長谷部監督が個々の選手に求めるのは自分の特長を発揮すること。「特長を発揮してくれることがチームのためになる。そういう選手が集まってくれている」と話す。

 例えば、守備が得意ではなかった選手が長谷部監督の下で守備が得意になることは多い。それは守備をやらせているのではなく、自分の特長をどのように活かせば守備が得意になるのかを示しているから。攻撃に特長のある選手が、その特長をさらに発揮するのは当然のこととも言える。

 そうして日々成長を続けるチームには、ひとつの明確な特長がある。ここまでルヴァンカップを含めて16試合を戦ったが、そのほとんどの試合で、飲水タイム、ハーフタイムを挟んで劣勢の展開を自分たちの戦いに持ち込み、後半は互角の戦いを演じている。

 それは数字にも表われており、リーグ戦の総得点16の内、実に13点が後半に生まれ、敗れた試合でも必ず点を取り返している。

 その繰り返しの中で、選手たちは確実に自信をつけ、チームは一歩ずつ成長を遂げている。「良い方向に、良い方向に回っていると思う。今日のゲーム(浦和戦)だけではなく、全般的にそういうところは少しずつ芽が出て成長している」とは長谷部監督。そして次のように続けた。
 
「川崎フロンターレさんのように、いつも勝てるというチームではないが、そういうところを目指していきたい。そういう場所に選手たちと一緒に行きたい。遥か彼方だが、自分たちのやるべきことを一歩ずつ踏みしめて階段を上っていきたい」

 理想とする姿はまだまだ先。現状に満足することなく、その場所に向かって福岡は走り続ける。

取材・文●中倉一志(フリーライター)

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