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【仙台】ルヴァン杯出場組はチームを救えるか? 2-5大敗も横浜戦の奮闘に見えた低迷脱却への期待

カテゴリ:Jリーグ

小林健志

2021年04月29日

皆川佑介が移籍後初ゴールを記録

初ゴールを「今後につなげなければいけない」と口にする皆川。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 そんななか、ルヴァンカップ横浜戦で奮闘を見せ、リーグ戦にも絡んでいこうとアピールを続ける選手たちがいた。

 FW皆川佑介は35分、横浜のGK梶川裕嗣がゴールからかなり離れて前に出ていたのを見逃さなかった。「相手のGKが高い(ポジショニングである)のは視野を確保する時に見ていました。ボールが転がってきたら1回打ってみようと思って、打ったら入りました」とロングシュートをゴールに叩き込み、ようやく移籍後初の公式戦ゴールが生まれた。

「相手の前線にやらせないためにも、自分が前線で起点となって、もっとボールを保持しなければいけませんでした」と守備面での反省を口にするも、初ゴールを「今後につなげなければいけない」とリーグ戦でのレギュラー争いに割って入ろうと意気込む。

 ボランチとして出場したMF中原彰吾も存在感を高めている。ルヴァンカップ広島戦では再三精度の高い縦パス、スルーパスで決定機を演出し、自らのフリーキックが加藤のゴールの起点となった。

 横浜戦も前半は苦しんだが、後半は持ち味となる縦パスを出せていて、守備でも球際の強さを見せた。「コンディションは良いですし、90分通して走り切れて戦えています」と手応えを口にする。今後については「守備でのハードワークや、ゴールにつながるプレーなどチームを勝たせるプレーをしたい」と語る。
 
 現在仙台のボランチはMF上原力也とMF松下佳貴がフル稼働の状態で、2人とも攻守で高いパフォーマンスを見せているが、疲労の蓄積も心配される。中原がリーグ戦でも決定的な仕事ができるようになれば、上原や松下の負担も軽減できるだろう。

 こうしたルヴァンカップで奮闘している選手に加え、仙台は負傷していたMF関口訓充が復帰間近で、守備力が評価されているボランチMFフォギーニョも4月25日にチーム練習に合流した。長身FWフェリペ・カルドーゾは同26日に来日し、合流は5月の連休明け後となる模様。横浜FC戦でデビューしたMFエマヌエル・オッティが負傷で離脱する苦しい状況もある中、リーグ戦の主力メンバーだけでなく、在籍している選手全員が積極的なプレーを見せなければ、勝利に恵まれない状況を変えることはできない。

 ルヴァンカップ横浜戦で悔しい思いを味わった選手たちの、より一層の奮起が望まれる。
 
取材・文●小林健志(フリーライター)
 
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