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【3.25韓国代表スタメン予想】左ウイングはソン・フンミンが君臨。中盤は新旧テクニシャンが並び立つか

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2021年03月19日

ソン・フンミンがいるかいないかで前線の脅威度は大きく変わる

アーセナル戦で負傷交代のソン・フンミン。怪我の状態が気になるところだ。(C)Getty Images

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 中盤はやはりチュ・セジョンのコンディションが気になるところだが、元神戸のチョン・ウヨンがアンカー、インサイドハーフはナム・テヒとイ・ガンインのセットか。新旧のテクニシャンふたりが並び立てばクリエイティブな中盤になるが、逆に日本側の突きどころになるかもしれない。そのほか蔚山現代のACL制覇の立役者となったユン・ビッカラムもパウロ・ベント体制で初招集ながら、パンチのあるミドルシュートを備える危険な選手だ。またウイングでもプレーするフライブルクのチョン・ウヨンが中盤の一角に入る場合もある。

 3トップはファン・ヒチャンの欠場により右ウイングが流動的だが、初選出の新鋭チョン・ウヨンと爆発的なスピードで“オム・サラー”とも呼ばれるオム・ウォンサン、得点力のあるイ・ドンジュンによるフレッシュな競争になりそう。センターフォワードは188センチのイ・ジョンヒョプ(慶南FC)と初選出のチョ・ヨンウク(FCソウル)のどちらがスタメン起用されるか注目だ。

 左はエースのソン・フンミンが君臨するが、14日のアーセナル戦で負傷交代しており、来日できない可能性もある。ナ・サンホや左右のウイングをこなすイ・ドンジュンもいるが、絶対的なエースの存在は大きい。これが最終予選であればいないとありがたいが、ワールドクラスの選手がいるかいないかでは盛り上がりという意味でも、強化を考えても無事、来日の実現を願いたいところだ。

 ソン・フンミンがいるかいないかで前線の脅威度は大きく違うが、韓国の基本的な戦い方は一昨年末のE-1選手権と大きくは変わらない。サイドから裏を狙いながらバイタルエリアやアウトサイドの内側にスペースを作り、インサイドハーフのふたりや逆サイドのウイングが鋭く仕掛けてくる。

 五輪世代も多かったE-1選手権で日本は相手の勢いに飲まれてしまったが、今回はA代表での経験が豊富な選手もいるので、相手の強度が全開にならないようにコントロールしながら、攻撃ではスピーディなコンビネーションで韓国のディフェンスを翻弄していきたい。セカンドボールの奪い合いと攻守のセットプレーも勝負のポイントになりそうだ。

文●河治良幸

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