【強豪校レポート】静岡学園|持ち味を前面に『超攻撃サッカー』を目指す

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2015年04月24日

巧みなビルドアップも見せる静岡学園のキーマン。

昨年は1年生ながら堂々たるプレーを見せた山ノ井。課題のビルドアップ面でも成長を見せている。(C) SOCCER DIGEST

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■南以来の“1年生守護神”を実現した異色のGK
GK 山ノ井拓己(2年)
 
「もっと成長したいと思った。GKでもビルドアップがしっかりとできないといけないし、足下の技術も高くないと、この先やっていけないと思った」
 
 中学時代は千葉U-15に所属し、U-18昇格の話もあったが、彼が選んだのはテクニック集団の静岡学園だった。フィールドプレーヤーなら分かるが、GKがそのテクニックと、多彩な攻撃サッカーに憧れてやってきた。これはかつて東京からやってきた南雄太(現横浜FC)の姿とかぶる。
 
 1年生だった昨年の夏にレギュラーポジションを掴むと、185センチの高さとしなやかなセービングで、たちまち注目の存在となった。練習では積極的に声を出し、ポゼッションに加わりながら、求めていたビルドアップの技術に磨きを掛け、守備範囲を広げて行った。
 
 静岡学園の歴史で、1年生で正GKとなったのは、南以来となる。南は1年時に選手権に出場し、決勝進出の立役者のひとりとなった。その歴史をたどるように、山ノ井も1年生で選手権に出場。結果はベスト8だったが、南と遜色の無い活躍を見せた。
 
 偉大なる先輩は、35歳にして今もなお横浜FCの守護神に座している。「目標はプロ」。明確な目標を持つ彼は、この先も先輩が築いてきた歴史を辿るだけでなく、さらに上を目指すために、不断の努力を積み、さらなる成長を誓う。

取材・文:安藤隆人

※4月9日発売の『高校サッカーダイジェスト』では、静岡学園のさらに詳しいレポートを掲載しています。
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