一方、26日になって被害者側にも新たな疑惑が浮上していた。

　事件の４年後となる2004年、中学生になっていたＣ氏とＤ氏が“校内暴力”を行なっていたというのだ。一部マスコミによるスクープ報道を受け、パク代理人は「事実だ」と認め、「当時すでに徹底した調査が実施され、ふたりは相応の懲戒処分を課された。なによりいまでも深く反省しており、被害者に心から謝罪している」と説明した。

　そのうえで、「今回の一件とは無関係であり本質ではない」とキッパリ。「以前もお伝えした通り、犯罪を法廷で証明して加害者に裁きを求めるのは現実的ではない。ＣとＤはただ誠実に罪を認めて謝罪してほしいと願っている。謝罪によってずっと抱えている苦しみから解放されたい、ただそれだけなのだ」と訴えかけた。

　大反攻を展開した告発サイドに対して、キ・ソンヨン側も夕方になって反応する。所属事務所は「被害者側が主張している内容には、相変わらず確かな根拠がない。悪意ある名誉棄損であり、とうてい耐えられるものではない」と断じ、「キ・ソンヨンはこうした非道な仕打ちに対して、早い段階で法的行動を起こす」と突っぱねた。

　連日のごとく繰り広げられる舌戦。はたして被害者が持つ“決定的な証拠”は白日の下に晒されるのだろうか。国民的英雄を巡るスキャンダルは、まだまだ終息の気配を見せていない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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