「俺たちは奴のはったりにうんざりしていた」
怒りの反応はチームメイトからも寄せられている。本田がボタファゴを出ていくと宣言した時、謎の日本語キャップを被り「俺は逃げない」というBGMでインスタグラムのストーリーを投稿したGKのジエゴ・カバリエリは、今回も誰とは名前を出さないながらも、本田にあてこすった投稿をアップした。
【画像】本田圭佑を批判? 謎の日本語キャップをかぶったボタフォゴGKの投稿はこちら
「彼はプレーしなかったばかりか、俺たちにサウダージも残さなかった。このチームでは誰も彼を懐かしく思い出したりはしないだろう。俺たちは奴のはったりにうんざりしていた」
そうブラジルでの本田は虚言ばかりだった。俺はいいプレーができる、俺はチームを愛している、ポルトガル語を習っている。ただの社員ではなくパートナーだ、だから全部を知るべきだ。チームを去ることはない。この状況を変えるために努力する。そして最後のごめんなさいまで……。すべては本心ではなかった。
彼は真剣にボタフォゴを顧みていたのだろうか。
【画像】本田圭佑を批判? 謎の日本語キャップをかぶったボタフォゴGKの投稿はこちら
「彼はプレーしなかったばかりか、俺たちにサウダージも残さなかった。このチームでは誰も彼を懐かしく思い出したりはしないだろう。俺たちは奴のはったりにうんざりしていた」
そうブラジルでの本田は虚言ばかりだった。俺はいいプレーができる、俺はチームを愛している、ポルトガル語を習っている。ただの社員ではなくパートナーだ、だから全部を知るべきだ。チームを去ることはない。この状況を変えるために努力する。そして最後のごめんなさいまで……。すべては本心ではなかった。
彼は真剣にボタフォゴを顧みていたのだろうか。
新会長のドゥルチェジオは、スポーツ紙『ランセ!』のインタビューで「もう本田と関わることがなくなって、ほっとしている」と語った。
日本人選手の言動に振り回されてきたボタフォゴは先週末、ついに最下位に落ちた。ずっと危惧されていたこととはいえ、いざ本当に20チーム中のどん底に位置するのを見るのは、クラブ関係者にとって、“本田問題”に続くショックだったかもしれない。
文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。
日本人選手の言動に振り回されてきたボタフォゴは先週末、ついに最下位に落ちた。ずっと危惧されていたこととはいえ、いざ本当に20チーム中のどん底に位置するのを見るのは、クラブ関係者にとって、“本田問題”に続くショックだったかもしれない。
文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。