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「悪趣味な冗談だった」ブラジルを去った本田圭佑に元Jリーグ監督が怒り! 同僚やボタフォゴ関係者も批判「連れてきたことを後悔」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

リカルド・セティオン

2021年01月21日

「俺たちは奴のはったりにうんざりしていた」

2006年に仙台を指揮したジョエル・サンタナ。(C) Getty Images

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 怒りの反応はチームメイトからも寄せられている。本田がボタファゴを出ていくと宣言した時、謎の日本語キャップを被り「俺は逃げない」というBGMでインスタグラムのストーリーを投稿したGKのジエゴ・カバリエリは、今回も誰とは名前を出さないながらも、本田にあてこすった投稿をアップした。

【画像】本田圭佑を批判? 謎の日本語キャップをかぶったボタフォゴGKの投稿はこちら

「彼はプレーしなかったばかりか、俺たちにサウダージも残さなかった。このチームでは誰も彼を懐かしく思い出したりはしないだろう。俺たちは奴のはったりにうんざりしていた」

 そうブラジルでの本田は虚言ばかりだった。俺はいいプレーができる、俺はチームを愛している、ポルトガル語を習っている。ただの社員ではなくパートナーだ、だから全部を知るべきだ。チームを去ることはない。この状況を変えるために努力する。そして最後のごめんなさいまで……。すべては本心ではなかった。

 彼は真剣にボタフォゴを顧みていたのだろうか。
 
 新会長のドゥルチェジオは、スポーツ紙『ランセ!』のインタビューで「もう本田と関わることがなくなって、ほっとしている」と語った。

 日本人選手の言動に振り回されてきたボタフォゴは先週末、ついに最下位に落ちた。ずっと危惧されていたこととはいえ、いざ本当に20チーム中のどん底に位置するのを見るのは、クラブ関係者にとって、“本田問題”に続くショックだったかもしれない。

文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子

【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。
 
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