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マドリーとバルサが推し進める“危険”な「スーパーリーグ構想」。2強以外がどうなろうと構わないと言わんばかりの…【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年01月15日

わざわざ政敵の名前を持ち出したのは…

 実際、その10年間、両クラブは我が世の春を謳歌した。移籍市場を牽引し、スポンサー獲得で優位に立ち、広告の価値を押し上げ続けた。したがってコロナ禍にあってご多分に漏れず厳しい運営を強いられているマドリーが、変革の起爆剤としてビッグプロジェクトをぶち上げるのは極めてロジカルなことだ。

 そのためにFIFAと手を組み、会長のジャンニ・インファンティーノの存在をほのめかした。フロレンティーノは抜け目のない男だ。こうしてわざわざUEFA会長のアレクサンデル・チェフェリンの政敵の名前を持ち出したのは、激しい反発が予想される反対勢力との交渉において最大の援軍になると計算しているからに他ならない。

 もっともマドリーに有益になることは、すなわちサッカー界全体のためになるという考え方は恩着せがましさが否めない。慈善の精神が発揮されればいいが、現状ではスーパーリーグに参戦するクラブがますます富み、その他大勢のクラブはおこぼれを与るという二極化が加速することは避けられないであろう。

文●サンティアゴ・セグロラ(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事を翻訳配信しています。
 
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