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【学法石川高校・監督インタビュー】 創部25年目で掴んだ全国への切符。 夢の舞台はゴールではなく、新たな挑戦へのスタート!!

カテゴリ:高校・ユース・その他

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2020年12月18日

コロナ禍で引き出された 選手たちの自主性

練習前の取材に応じてくれた選手たちからはサッカーへのひたむきな情熱が感じられた。 写真:徳原隆元

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 活動自粛中も私たちの学校はオンラインで授業を実施していました。自宅生は練習に来られませんし、県内の寮生も実家に帰省中。自主練習は自分のできる範囲でやるように伝え、彼らに任せました。

 一方で県外の子は寮へ残る他に選択肢はなく、敷地の中で自主練習をこなす日々でした。そんな状況でしたから、モチベーションの維持に一番気を使いました。

 特に活動が完全に止まり、インターハイの中止が発表された4月からの2か月間が難しかったですね。去年のインターハイ県予選決勝で尚志に延長後半のラストプレーで得点を奪われ、全国の切符を逃すという苦い経験から、今年こそはと非常に高いモチベーションがあった分、選手たちの落ち込みは相当だったと思います。寮で泣いていた選手もいましたから。

 サッカーができない、というのは初めてのこと。試合で活躍したい、プロになりたい、それぞれの夢を追い掛けられる日常がない状況ほど厳しいものはありません。それでもチームが大きく成長したのが夏休みでした。学校の許可を得て静岡県の御殿場で昨年度の選手権王者・静岡学園やプリンスリーグ東海のJFAアカデミー福島U-18と練習試合をさせてもらったんですが、県内では感じられない全国レベルの巧さと意識の高さを経験しました。

 主力選手を欠いた静岡学園に3 -5で敗れましたが、トップチームが揃ったJFAアカデミー福島U-18には2-2と粘ることができた。私たちにとっては気持ちを高め、自信を深める唯一無二の経験になりました。

 良い状態のまま、9月に県リーグの5試合を戦い、10月に県外のチームと4試合ほど練習試合を組みました。ここが最後の調整の場。選手たちには「まだまだ成長できるぞ」と言い続け、1日の練習でもっと強くなれると信じて取り組ませました。

 また、私たちの学校はハンドボールや野球も強いのですが、クラスメイトの中に、最後の試合をできずに引退した他の部活生がいたんです。戦う機会すら奪われてしまった仲間の姿を見て「できないとは言っていられない」という想いが表に出てくるようになりました。それが自覚につながり、精神的に強くなった点も子どもたちの成長に大きな意味を持ちましたね。

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