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「鹿島に何から何まで…」浦和、山中亮輔の言葉で浮き彫りとなった完封負けより由々しき状況とは

カテゴリ:Jリーグ

佐藤亮太

2020年12月04日

かつての岡野、闘莉王、山田のような…核となり、精神的支柱となる選手がいない

 浦和には百戦錬磨が揃い、誰がキャプテンになってもおかしくない陣容だ。声を上げる選手はいる。だが、その声や佇まいで皆を納得させる選手が少ないのではないかと感じる。

 かつてで言えば、岡野雅行や田中マルクス闘莉王、「ヤマが言うんだから仕方がない」と黄金期のメンバーが自然とまとまった山田暢久のような存在が……。いまのチームに足りないもの。それは今更持ち出すのも陳腐だが、核となり精神的支柱となる選手の存在だ。

 具体的にはどんなタイプなのか?そのヒントを聞いた。

 今月2日、公開練習後のウェブ会見に出席したFWレオナルドにキャプテンシーの条件を尋ねた。

 レオナルドは情熱的な監督ならば情熱的な、冷静な監督ならば冷静なタイプの選手と、監督によって求められるキャプテン像は違うと説明した。

 それとともにレオナルドは「個人的にはタフなタイプのほうが好き。ベストを尽くすのはピッチの中だけではない。チームのために走り、ミスを指摘し改善しながらも、互いに意見をぶつけながら成長していければ」と語った。

 来季、就任する指揮官はどの選手をキャプテンに据えるか、そのひとつをとっても監督の考えが伝わってくる。

 存在するだけのクラブなら必要ない。勝てばいうことはないが負けても何か残る、また見たくなる“熱狂”をクラブ、チームは醸成しなければならない。

 果たして、今季、むき出しの感情が伝わる試合がいくつあったか?

 現在、病気療養中の土田尚史スポーツダイレクター(以下・SD)が昨年12月、発表した「浦和の責任」。掲げた意義とともに土田SDが抱いた危機感が改めてよくわかる気がする。

取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
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