久保の現在の立ち位置は?
注目は久保が絡んでくる攻撃陣だ。前線2枚は、CFに得点嗅覚に優れたパコ・アルカセル、やや下がり目に昨シーズンのチーム得点王(18点)であるジェラール・モレーノというのが現状のレギュラー候補。よって、プレシーズンマッチで主にセカンドトップで起用された久保は、ジェラールのバックアッパーという位置づけだ。ジェラールが最前線、その後方に16番が入るパターンもあるだろう。
久保がマジョルカ時代に主戦場にしていた右サイドは、ライバルのサミュエル・チュクウェゼが好調だ。個の打開力が武器のナイジェリア代表アタッカーは、プレシーズンにアシストを連発。周囲との連係にも成長が見られ、現時点では明らかに久保よりも結果を残している。
もっとも混沌としているのが左サイドだ。プレシーズンに出番の多かったモイ・ゴメスも、加入2年目のハビエル・オンティベロスも決め手を欠く。久保もレギュラー争いに加わる余地が十分にあるが、プレシーズンマッチで左サイドでプレーした際に、完全に消えてしまったため印象は良くない。
いずれにしても、2列目ならどこでも機能する久保であれば、先発でなくても出番は少なくないだろう。また、ミッドウィークに開催されるELでは、スタメンの可能性は高い。そこでアピールできるかどうかが、定位置奪取のポイントとなる。
マジョルカでも、加入当初は出場機会が限られていたが、シーズン終盤は攻撃の中心を担っていた。プレシーズンでの物怖じしない堂々たるプレーを見る限り、強豪のビジャレアルでも、同じことが起きてもおかしくはない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
久保がマジョルカ時代に主戦場にしていた右サイドは、ライバルのサミュエル・チュクウェゼが好調だ。個の打開力が武器のナイジェリア代表アタッカーは、プレシーズンにアシストを連発。周囲との連係にも成長が見られ、現時点では明らかに久保よりも結果を残している。
もっとも混沌としているのが左サイドだ。プレシーズンに出番の多かったモイ・ゴメスも、加入2年目のハビエル・オンティベロスも決め手を欠く。久保もレギュラー争いに加わる余地が十分にあるが、プレシーズンマッチで左サイドでプレーした際に、完全に消えてしまったため印象は良くない。
いずれにしても、2列目ならどこでも機能する久保であれば、先発でなくても出番は少なくないだろう。また、ミッドウィークに開催されるELでは、スタメンの可能性は高い。そこでアピールできるかどうかが、定位置奪取のポイントとなる。
マジョルカでも、加入当初は出場機会が限られていたが、シーズン終盤は攻撃の中心を担っていた。プレシーズンでの物怖じしない堂々たるプレーを見る限り、強豪のビジャレアルでも、同じことが起きてもおかしくはない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部