「ひとつプレスをかわせたら、すごく有利になる」
その上で、両チームが狙っていたのがカウンター。神戸での初ゴールを決めた西大伍は試合後の会見でこう話している。
「(相手の)ひとつプレスを交わせたら、すごく有利になる。それはスカウティングでもあった」
川崎に押し込まれた後半、神戸は明確にカウンターを狙っていた。リトリートした守備から古橋亨梧のスピードを活かして決定機も演出できた。狙い通り。それでも引き分けたのは首位・川崎の強さか、神戸の甘さか。西はこう続ける。
「(相手の)ひとつプレスを交わせたら、すごく有利になる。それはスカウティングでもあった」
川崎に押し込まれた後半、神戸は明確にカウンターを狙っていた。リトリートした守備から古橋亨梧のスピードを活かして決定機も演出できた。狙い通り。それでも引き分けたのは首位・川崎の強さか、神戸の甘さか。西はこう続ける。
「カウンターで沈めるチャンスはけっこうあった。でも、そこのクオリティは低かったし、逆に相手にチャンスを与えてしまった。(中略)強いチームなら、4点は取れていたと思います」
結局、神戸はプランを遂行できたものの、西の言うようにクオリティの問題から完全に優勢だったと言い切れるような展開には持ち込めなかった。幸い、来週にはルヴァンカップ準々決勝で両チームは再戦し、その翌週には再びリーグ戦で激突する。結論は、この2試合に委ねたい。
取材・文●白井邦彦(フリーライター)
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